近年ほどさまざまな領域で多職種「連携」の必要性が論じられている時代はなく、心理臨床もこの問題を抜きに活動することは不可能といってよい。本書では、心理臨床における主な連携への取り組みを、スクールカウンセラー、児童相談所、保育の現場、精神障害者の社会復帰、家庭裁判所での実践例を通して解説する。随所に散りばめられた「連携」実践のコツは、これからの心理臨床のあり方を考えるうえで、たいへん示唆に富むものである。
丹治光浩他著
定価
2,640 円(本体2,400円 + 税) 四六判 並製 208頁
ISBN978-4-7911-0549-6〔2004〕