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改訂新版 わかりやすいSSTステップガイド 上巻

基礎・技法編

改訂新版 わかりやすいSSTステップガイド 上巻
本書は2000年に出版された前書を大幅に改訂したものである。前書は、分かりやすく内容の充実したSSTのガイドブックとして、SST関係者ほか、精神科臨床に関わる方々にたいへん好評を博し、わが国のSSTの普及と発展に大きな力となった。この度その内容が大幅に刷新され、SSTの更なるレベルアップに役立つための教科書として生まれ変わった。上巻の「基礎・技法編」では、エビデンスに基づく治療に関する詳しい解説、薬物依存への対応などを追加し、さらに内容充実。平易な用語と文章で、臨床現場のナマの状況を取り上げ、SSTの基本と実践方法を伝える。SSTのリーダーを担当するスタッフ、リーダーの養成に携わる方、SSTの治療技術を更に深めたい方、必携の書。
A.S.ベラック他著 熊谷、天笠、岩田監訳
本体価格 2,900 円 + 税 A5判 並製 368頁
ISBN978-4-7911-0577-9〔2005〕

Contents
上巻:基礎・技法編

改訂新版の原著序文
この本の使い方

第1章 統合失調症と生活技能
 
  1  生活技能の行動モデル
  1) 生活技能とは
  2) 生活技能と対人行動
  3) 対人関係能力に影響を及ぼす他の事柄
  a .精神病症状(psychotic symptoms) /b.動機づけ因子/c .感情状態/d.環境の要因/e.神経生物学的因子
  4) 生活技能の構成要素
  a .送信技能/b.受信技能/c .会話技能/d.社会的知覚技能/e.問題となりやすい状況[・自己主張技能/・異性交際技能/・自立生活技能/・服薬自己管理技能 ]
  2  まとめ
 
第2章 科学的根拠(エビデンス)に基づく治療としてのSST
 
  1  エビデンスに基づく治療
  2  SSTの効果に関する研究
  1) 一事例研究
  2) SSTについての研究のレビュー
  a. 般化/b.精神症状に対するSST の効果
  3  最近のSSTの研究動向
  1) ダニエルズ(Daniels,1998)
  2) リバーマンら(Liberman et al.,1998)
  3) コペロウィックツ,ウォレス,ザラテ(Kopelowicz,Wallace,and Zarate,1998)
  4) ツァン,ツァンとピアソン(Tsang,2001;Tsang and Pearson,2001)
  5) タウバー,ウォレス,レコンテ(Tauber,Wallace and Lecomte,2000)
  6) グリンら(Glynn et al.,2002)
  7) パターソンら(Patterson et al.,2003)
  8) ウォレス(Wallace,2003)
  4  今後のSSTの方向性
  5  まとめ
 
第3章 生活技能の評価
 
  1  評価の総論
  2  生活技能の評価と社会機能
  1) 面接
  a.対人関係の経歴/b.社会的役割機能の面接/c.構造化された社会的役割機能の面接法/d.面接時の観察による情報/e.重要な関係者との面接
  2) 直接の観察
  a.生活技能チェックリスト/b.ロールプレイテスト/c.メリーランド社会的有能性評価尺度(MASC)
  3  生活技能の目標に向けた進歩の確認と評価
  4  SSTグループの参加と進捗状況の評価
  5  宿題のモニタリング
  6  特定の生活技能を使用する
  7  まとめ
 
第4章 生活技能の教え方─SSTの基本的技法─
 
  1  社会的学習理論
  1) モデリング(modeling)
  2) 強化(reinforcement)
  3) 行動形成(shaping)
  4) 過剰学習(overlearning)
  5) 般化(generalization)
  2  SSTのステップ
  1) 意義の明確化-しっかり解説
  2) 技能のステップについて話し合う
  3) ロールプレイを用いて技能のモデリングをし,参加者とともに振り返る
  4) 参加者によるロールプレイ
  5) 正のフィードバック
  6) 修正のフィードバック
  7) 同じ場面で再度ロールプレイ
  8) さらにフィードバックを追加する
  9) ほかの参加者のロールプレイと正のフィードバックや修正のフィードバック
  10) 宿題設定と次回セッションの冒頭での振り返り
  11) 宿題を振り返る
  3  SSTを進めるペース
  4  SSTの形式に系統的に従う
  5  補助的な指導技法
  1) 補足モデリング
  2) 弁別モデリング
  3) 耳打ち促し
  4) 身振り促し
  6  その他の訓練形式
  1) 個人形式
  2) 夫婦(couple)や家族形式
  7  まとめ
 
第5章 SSTグループを始める
 
  1  SSTグループを計画するときに考慮すること
  1) グループの構成
  2) グループの大きさ
  3) グループの期間
  4) セッションの頻度と長さ
  5) 設営
  a.場の設定/b.時間の調整
  6) 参加への励みになるもの
  2  リーダーを選ぶ
  1) リーダー,コ・リーダーの役割
  2) リーダーのトレーニング
  3  SSTの参加者を選択する
  4  SSTに参加する人への事前準備
  5  ほかの精神保健福祉スタッフとの協力─技能の般化のために
  6  まとめ
 
第6章 SSTでカリキュラムを用いる方法
 
  1  既存のカリキュラムを使用する
  1) カリキュラム用技能シートを使うための指針
  2) カリキュラム・メニューと指導計画の開発
  3) 既存の指導計画に技能を追加する
  4) 問題解決のトレーニング
  2  新しいカリキュラムの開発
  3  特に考慮する点
  1) 社会文化的な問題
  2) 社会的知覚のトレーニング
  4  まとめ
 
第7章 SSTを個別のニーズに合わせて工夫する
 
  1  個別の目標設定における評価の役割
  2  SSTグループ進行を組み立てる際の,個人目標の活用
  1) 指導に適切な技能を選択する
  2) ロールプレイを構成する
  3) 宿題設定
  3  技能レベルの差への対応
  1) コ・リーダーとの間で役割を分担する
  2) 能力の低い人のニーズに応える
  3) 能力の高い人のニーズに応える
  4  すべての参加者にグループに集中してもらうには
  1) 具体的な課題を割り当てる
  2) 理解度を点検する
  3) 生き生きとしたロールプレイ
  5  訓練成果の継続的評価
  1) 参加者は技能を学んでいるか
  2) SST外で技能を用いているか
  3) 技能は目標の達成に役立っているか
  6  まとめ
 
第8章 トラブル対策─よく起こる問題や参加者の特徴別の対策─
 
  1  トラブル対策の総論
  2  SSTグループでよく起こる問題
  1) グループの約束事に馴染みにくい
  2) ロールプレイに乗らない
  3) 適切なフィードバックを返すことが困難
  4) 宿題をやってこない
  3  症状の重い参加者にありがちな問題
  1) 出席率が低い
  2) 認知機能の障害
  3) 精神病症状への対応
  4) 注意転導性が亢進している場合
  5) 混乱した言動
  6) ひきこもり/消極的な態度
  4  能力が高い(生活技能の欠損の目立たない)参加者に関連した問題
  1) 生活技能改善の必要性を受け入れられない
  2) 能力の低い人と一緒の参加をいやがる
  3) おしゃべりに入り込みすぎ
  5  高齢者に関連した問題
  1) 移動や交通手段の問題
  2) 視覚と聴覚の障害
  3) 記憶と注意力の障害
  4) ある特定の技能を学ぶのをいやがる
  5) 話題をつくるのが難しい
  6) セッションに集中できない
  6  軽度知的障害の参加者に関する問題
  1) 知的能力が低い
  2) 社会的判断力が乏しい
  3) 記憶力と注意力
  4) さまざまな状況に技能を応用させる難しさ
  7  刑事司法の関与のある参加者に関する問題
  1) 意見や自己決定が困難
  2) 積極的な感情表出が困難
  3) 権威を疑い制限を押しのける
  4) 偏見
  8  青年期の参加者に関する問題
  1) 関係を確立する難しさ
  2) ありふれた治療のやり方に退屈する
  3) 権威への疑念
  4) 目標達成が困難
  5) 自尊感情の低さ
  9  まとめ
 
第9章 薬物やアルコールを乱用する人への対応
 
  1  統合失調症をもつ人が物質乱用する理由
  2  行動変容を困難にする因子
  3  統合失調症をもつ人における薬物乱用の治療
  4  統合失調症をもつ人における物質乱用の行動療法(BTSAS)
  1) 動機づけ面接法
  2) 尿検査随伴強化と目標設定
  3) SST
 a. 随時受け入れ型のグループで,新しい参加者に合わせて訓練を調整する
  4) 教育と対処技能
  5) 問題解決と再発予防
  5  特別な問題への対応
  1) グループ参加に両価的
  2) SSTグループの守備範囲を超える問題など
  3) 酔っていたり,ハイな状態でのSST出席
  6  まとめ
 
第10章 支持的な生活環境づくりで再発を予防しよう
 
  1  ストレスの高い環境とは
  2  支持的な生活環境づくりには,家族やスタッフの協力が不可欠
  3  支持的なスタッフや家族の特徴
  1) 統合失調症や行動修正,SSTに関して知識がある
  2) コミュニケーション技能をうまく使える
  3) 技能の使用に対し,促しと強化ができる
  4) チームワークを良くする
  4  支持的な生活環境の特徴
  1) 構造性があり,しかも無理な負担は課さない日常生活
  2) 適度な内部規則がある
  5  生活環境に応じたストレス・マネジメントの改善
  1) ストレスのサインをつかむ
  2) ストレス源を減らす
  3) 率直なコミュニケーションを心がける
  4) 状況の見方を変える援助
  5) リラクゼーション技法の使用
  6) スタッフや家族のストレス・マネジメント
  6  居住・入院プログラムに,社会的学習が進む環境を織り込む
  1) 意義
  2) 現場スタッフの研修
  3) SST関係資料を目につくようにしておく
  4) SSTグループへの参加を促す
  5) 日常的な援助の中で一貫して正のフィードバックや建設的な提案をする
  7  家族について特に配慮すること
  8  まとめ
 
第11章 SSTリーダーのコツ
 
  1  SSTは,あくまで技能を教えることであって,集団精神療法ではない
  2  SSTの実施法を学ぼう
  3  孤立してSSTを施行しない
  4  参加者の認知機能障害を,けっして軽視しない
  5  その時のSSTで直接テーマになっていなくても,参加者はHIV感染やエイズ発症の危険性が高いことをリーダーは忘れない
  6  正の強化をする
  7  根気強くやる
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