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〈気〉の心理臨床入門

〈気〉の心理臨床入門
西洋近代の臨床心理学は、こころと身体を分けてこころの構造とそのメカニズムを探求してきた。この心身二元論に影響を受けてきた私たちは、身体を置き去りにして、心理臨床を行ってきたのではないだろうか。臨床の場で、クライアントはこころの悩みを語ると共に、様々な身体症状を訴える。臨床家なら、誰もが身体の症状の訴えは姿を変えたこころの有りようであることを経験的に知っている。東洋思想には、自然の中に人が存在し、人の中に自然が存在するという「天人相関」の考え方や、こころと身体は一つであるという「心身一如」の視座がある。筆者はこのような東洋の世界観から、西洋近代の二元論を超える新たな心理臨床を見いだすことの必要性を痛感している。東洋思想の奥に潜む「気」をキーワードに、自文化に根ざした心理臨床のあり方を試みた画期的な書。
黒木賢一著
本体価格 2,700 円 + 税 四六判 上製 264頁
ISBN978-4-7911-0608-0〔2006〕

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Contents
まえがき――東洋的心理臨床への目覚め

第一章 東洋における気の思想
 一 「陰陽五行」の世界観
1 陰陽論
2 五行論
 二 「易」の思想
1 『易経』の概念
2 易占いの手順
3 未斎流易断
4 易断の実際
第二章 東洋医学における気の意味
 一 東洋医学の視座
1 東洋医学とは
2 東洋医学と西洋医学の違い
 二 気が流れる身体
1 見えない身体(微細な身体)
 (1)五臓
 (2)六腑
2 気血水(津液)の流れ
3 気の名称と機能
4 「経絡」という気のネットワーク
 三 気はこころ
1 「七情」はこころの働き
2 心身に流れる「こころ」
 四 東洋医学の治療のプロセス
第三章 気功における気の働き
 一 気功の歴史
 二 気功の定義
 三 気功のメカニズム
1 気功の基本
 (1)体勢(調身)
 (2)呼吸(調息)
 (3)意念(調心)
2 気の鍛錬
3 中医伝承医学からみる「八段錦」
4 「放松功」という静功
 四 外気功は深層意識の働き
1 気感を感じる方法
 (1)一人で行う場合
 (2)二人で行う場合
2 気の手当法
3 気針法
第四章 東洋における象徴的身体
 一 多元的な身体
 二 「内経図」における象徴的身体
 三 「練丹術」という技法
1 外丹
2 内丹
第五章 気の心理臨床の視座
 一 気の働きの構造
1 面接室の風水
2 面接室の気の波動
3 セラピストとクライエントの気の働き
4 セラピストの気の感応
5 境界線(バウンダリー)をつくる
 二 心理療法の視座
1 心身一如の視点
2 心理療法と気功
 (1)こころへのアプローチ
 (2)身体へのアプローチ
 (3)身体へアプローチする気の技法
  a呼吸法/bスワイショウ/c 背骨揺らし/d 簡単気功
3 精・気・神の心理臨床
 三 初回面接の重要性
1 初回面接に至る過程と目的
2 心理臨床と東洋医学における診断
3 気の心理臨床の過程
 (1)心理臨床の流れ
 (2)心理問診レポート
 (3)身体問診レポート
 (4)インテーク面接
 (5)事例から診るインテーク
 四 心裡臨床におけるスピリチュアリティ(霊性)
1 スピリチュアル(霊的)の意味
2 魂の心理臨床
3 内なる「もう一人のわたし」
4 こころの多元性
5 高次な意識に接近する方法
 (1)瞑想法によるアプローチ
 (2)イメージ法によるアプローチ
  資料1 心理問診レポート
  資料2 身体問診レポート
  資料3 五臓・八網弁証
  資料4 初回面接まとめ
【著者紹介】黒木賢一(くろき けんいち)

1951年、兵庫県生まれ。
カルフォルニア州立大学(ヘイワード校)大学院、教育心理学研究科臨床カウンセリング専攻、修士課程修了。芦屋心療オフィス所長を経て、現在、大阪経済大学人間科学部助教授。臨床心理士。(財)関西カウンセリングセンター評議員。

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