第1部 心理教育入門 |
||||
第1章 心理教育アウトライン 上原 徹 |
||||
1.過去・現在・未来 | ||||
1) | 歴史的な経緯 | |||
2) | 心理教育の今 | |||
3) | 将来的な方向と可能性 | |||
2.基本的な哲学 | ||||
3.心理教育を支える理論と手法 | ||||
1) | ストレス脆弱性モデル | |||
2) | 家族の感情表出(EE) | |||
3) | “良いとこ取り”の特徴 | |||
4.プログラムの構造と内容 | ||||
1) | 準備 | |||
2) | 導入 | |||
3) | 教育的部分 | |||
4) | グループワーク | |||
5) | 問題解決技法 | |||
6) | コミュニケーション強調訓練 | |||
7) | 終結 | |||
5.おわりに | ||||
第2章 家族心理教育ガイドライン 川嶋義章 |
||||
1.心理教育プログラム発展の背景 | ||||
1) | なぜ家族を対象とするのか | |||
2) | 心理教育プログラムの位置づけ | |||
3) | 心理教育プログラムの原則 | |||
2.これまで効果が実証されてきた家族介入モデル | ||||
1) | 行動療法的家族マネージメント(Behaviour Family Management:BFM) | |||
2) | 家族心理教育モデル | |||
3) | 家族グループ(ファミリーワーク) | |||
4) | 心理教育的複合家族グループ | |||
5) | 家族カウンセリング | |||
6) | その他の家族介入 | |||
3.「心理教育を中心とした心理社会的援助プログラムガイドライン」について | ||||
1) | 心理教育の目標・原則 | |||
2) | 心理教育の分類 | |||
3) | 心理教育の進め方 | |||
4.おわりに | ||||
第3章 地域生活支援における心理教育の可能性 西尾雅明 |
||||
1.はじめに | ||||
2.精神保健・福祉サービスにおける心理教育の位置づけ | ||||
1) | 利用者の地域生活を支援するものとして | |||
2) | 生活の場で真価を発揮するものとして | |||
3.ACT と家族支援 | ||||
1) | ACT とは | |||
2) | ACT における家族支援 | |||
3) | ACT -J と家族支援 | |||
4) | ACT -J における家族支援から | |||
5) | ACT -J の研究結果からみた家族支援のプロセス | |||
4.おわりに | ||||
第2部 エビデンス心理教育(EBP) |
||||
第1章 双極性障害への適用 大森一郎 |
||||
1.はじめに | ||||
2.背景 | ||||
3.目的 | ||||
4.論文の選択基準 | ||||
1) | 臨床研究デザイン | |||
2) | 介入対象 | |||
3) | 介入のタイプ | |||
4) | アウトカム | |||
5.文献検索の手順 | ||||
1) | 電子検索 63 | |||
2) | 引用文献検索 | |||
6.レビューの手順 | ||||
1) | 文献選択 | |||
2) | 研究の質の評価 | |||
3) | データ分析 | |||
7.結果 | ||||
1) | Barcelona Bipolar Disorders Program の1(Colom , 2003 a , Colom , 2004) | |||
2) | Barcelona Bipolar Disorders Program の2(Colom , 2003 b ) | |||
8.まとめ | ||||
9.あなたは | ||||
第2章 うつ病への心理教育 下寺信次 |
||||
1.はじめに | ||||
2.うつ病患者の家族への心理教育 教材の紹介と知識教育のポイント | ||||
3.症例うつ病を再発して夫とうまくいかない A さん(30 歳女性) | ||||
1) | サマリー | |||
2) | 心理教育の流れ | |||
4.おわりに | ||||
第3章 PTSD 治療と心理教育 前田正治 |
||||
1.はじめに | ||||
2.外傷性のイベントとPTSD | ||||
3.PTSD になる人とならない人 | ||||
4.事後の様々な問題とPTSD | ||||
5.PTSD は「心の傷」か | ||||
1) | 過敏反応 | |||
2) | 麻痺反応 | |||
6.PTSD からの回復 | ||||
7.いったい問題はPTSD なのだろうか | ||||
8.おわりに 付録トラウマがもたらす心身への影響~PTSD とそのケア~ | ||||
第4章 モーズレーアプローチによる摂食障害の心理教育 上原 徹 |
||||
1.モーズレーアプローチは心理教育か | ||||
2.モーズレーアプローチについて | ||||
1) | 従来の家族療法との違い | |||
2) | 具体的な内容 | |||
3.エビデンスについて | ||||
4.FBT の実際 | ||||
1) | 早期発見と動機付け | |||
2) | 摂食障害の理解 | |||
3) | 食行動と体重への焦点化と協働 | |||
4) | 基本原則の再確認 | |||
5) | セッションの実際 | |||
5.まとめ | ||||
第3部 ナラティブ心理教育(NBP) |
||||
第1章 統合失調症の土曜学校 浅見隆康 |
||||
1.土曜学校でのアンケート調査から | ||||
1) | 精神科の病気と診断された時の心境 | |||
2) | 精神科の病気と診断された時の対応 | |||
3) | 精神科で治療を受けていた時に家族が困ったこと | |||
2.家族に伝えていく事柄 | ||||
1) | 病気の原因 | |||
2) | 治療の進め方 | |||
3.土曜学校 | ||||
1) | 土曜学校に参加して | |||
2) | 土曜学校で取り組んできたこと | |||
3) | 土曜学校の意義 | |||
第2章 患者や家族が腑に落ちるモデル-神経症性障害における |
||||
1.はじめに | ||||
2.「ストレスの器モデル」について | ||||
3.具体的な説明例 | ||||
4.補足 | ||||
1) | このモデルにおける薬物療法の位置づけについて | |||
2) | 行動療法的アプローチについて | |||
3) | 精神分析的解釈について | |||
5.おわりに | ||||
第3章 摂食障害の複合心理教育 鈴木廣子 |
||||
1.はじめに | ||||
2.従来の心理教育と複合心理教育の違いは | ||||
3.複合心理教育で生じること | ||||
1) | Aさんの場合 | |||
2) | Bさんの場合 | |||
3) | Cさんの場合 | |||
4.複合心理教育でのちょっとしたコツは | ||||
5.まとめ | ||||
第4章 認知症家族への心理教育 松本一生 |
||||
1.はじめに | ||||
2.初期認知症高齢者と家族への心理教育 〔事例:A 氏〕 | ||||
3.昼夜が逆転する本人の在宅支援 〔事例:B氏〕 〔事例:C氏〕 | ||||
4.さいごに | ||||
第4部 EBPとNBPを橋渡す |
||||
心理教育のエビデンスとナラティブをめぐって 上原 徹 |
||||
1.心理教育研究とEE 研究を通じてみえるもの | ||||
2.評価について | ||||
1) | どうして | |||
2) | 何を | |||
3) | どうやって | |||
4) | 結果のフィードバック | |||
3.EBP(evidence based psychoeducation )と NBP(narrative based psychoeducation)を橋渡す |
||||
1) | ナラティブについて | |||
2) | NBPとEBPの統合 |