ブーゲンタールは本書で、人生を変容させるような心理療法においてはクライエント、セラピスト双方の「主観性」が最も重要であると説く。そしてクライエントの主観の世界に入っていくために必要なものがセラピストの「アート」であるという。クライエントに対する機械的な対応に疑問を感じているセラピストには、興奮と刺激を与える一冊である。
ジェームズ・F・T・ブーゲンタール著 武藤清栄 訳
定価
5,060 円(本体4,600円 + 税) A5判 上製 444頁
ISBN978-4-7911-0643-1〔2007〕