看護実践における認知行動療法
認知行動療法の理論的背景から具体的なプログラムまで網羅した、看護師のための実践書。うつ病、不安スペクトラム障害、人格障害といった精神疾患だけでなく、慢性疼痛、外傷性脳損傷、高齢者などもCBTの対象として扱っており、理論、研究、治療を包括的に集めた内容は、精神科の看護師に役立つだけでなく、一般科の臨床看護師にとってもこの分野へ目を向ける一助となる。現在、看護における認知行動療法を扱ったものは少ない中、認知行動療法が看護実践における力強い理論基盤となることを理解する絶好の書。
シャーロン・M・フリーマン、
アーサー・フリーマン編
白石裕子監訳、
國方弘子、
榮玲子、
白石裕子、
則包和也、
淘江七海子、
吉永純子訳
定価 6,160 円(本体5,600円 + 税) A5判 上製 512頁
ISBN978-4-7911-0682-0〔2008〕
Contents
第1部 認知行動療法と看護実践
第1章 認知行動療法とロイ適応モデル:看護実践へのCBTの統合
第2章 CBT技法の概観
第2部 認知行動療法による特定症状の治療
第3章 うつ病
第4章 不安スペクトラム障害
第5章 物質乱用障害
第6章 慢性疼痛の管理
第7章 認知行動療法と慢性疾患
第8章 外傷性脳損傷をもつ患者の認知行動療法
第9章 終末期の問題
第10章 人格障害
第11章 精神病性障害
第3部 特定の設定および特殊な集団
第12章 集団精神療法
第13章 高齢患者との仕事
第14章 カップルのためのCBT
第15章 子どもと家族のためのCBT
第4部 結論
第16章 追想、統合、展望