精神療法という音楽 (2009)(品切れ)
本書では、精神分析療法の事例を中心に、そこで繰り広げられる対話の中に音楽の構図を見出し、再び療法に還元していく様が見事に示されている。対話の不在とも言える昨今、音楽の観点から本書で示唆されていること、そして、そこから得られる姿勢は、セラピストに限らず、日常の多くの場面で、実りある対話を生み出す可能性を秘めている。
スティーブン・H・ノブロックph.D. 著、
朝井知、
黒澤麻美 訳
定価 3,080 円(本体2,800円 + 税) 四六判 上製 284頁
ISBN978-4-7911-0695-0〔2009〕
Contents
第一章 リズムを聴く
第二章 トーンを聴く
第三章 即興演奏と伴奏
第四章 声のない会話
第五章 独立したノート(音)から作曲へ
第六章 心理のメタファー
第七章 作用と相互作用 主観と経験願望の対位法
第八章 会話のハーモニーと不協和音を聴く
第九章 コーダ