短期精神療法の理論と実際
短期精神療法の重要な概念を理解し、実践に必要な技法を学ぶ1冊。
短期療法の「短期」のポイントは、期間の短さではなく、「目標を明確化する」ことにある。主要な6短期療法(認知療法、行動療法、解決志向療法、対人関係療法、期間限定力動的精神療法、カップルセラピー)の概要と適応を症例とともに解説し、さらに各精神療法に共通する因子や能力などについても考察する。極めて実践的な内容にしぼられ、明日からの臨床にすぐに活かせる。精神療法を実践する臨床家にとって必読の書であり、自らは実践しない臨床家にとっても極めて役立つ書である。
Mantosh J. Dewan,
Brett N. Steenbarger,
Roger P. Greenberg 編著
鹿島晴雄、
白波瀬丈一郎 監訳
藤澤大介、
嶋田博之 訳
定価 3,850 円(本体3,500円 + 税) A5判 並製 416頁
ISBN978-4-7911-0757-5〔2011〕
Contents
第1章 はじめに
第Ⅰ部 6 種類の主要な短期療法
第2章 認知療法 —理論と実践—
第3章 短期行動療法
第4章 解決志向短期療法 —有効なことを行う—
第5章 短期対人関係療法
第6章 期間限定力動的精神療法 —フォーミュレーションと介入—
第7章 短期カップルセラピー
第Ⅱ部 特定のトピックス
第8章 奏功する精神療法のための必須要素 —共通要因の作用—
第9章 多文化的背景における短期精神療法
第10章 短期精神療法と薬物療法の併用
第11章 短期療法における能力評価
第Ⅲ部 概観と統合
第12章 治療を短期に行うこと —概観と統合—