過敏性腸症候群の認知行動療法(2011)(品切れ)
脳腸相関の視点から
一般人口におけるIBS(過敏性腸症候群)の有病率は高いが、わが国における研究はいまだ乏しい。本書は、IBSに特化した認知行動療法の、わが国への導入の第一歩となる書である。理論と研究を概観して、認知行動的治療モデルを提示。さらに、著者らの研究に基づいて、アセスメントからセッション開始~終了までの実施手順を、豊富な症例・脚本と共に詳述する。IBS患者にかかわる方のための実践的な1冊。
ブレンダ・B・トナー、
ジンデル・V・シーガルシェラーフ・D・エモット、
デービッド・ミラン 著
野村忍 監訳
菅谷渚、
鈴木敬生、
藤井靖 訳
定価 3,630 円(本体3,300円 + 税) A5判 並製 224頁
ISBN978-4-7911-0772-8〔2011〕
Contents
Ⅰ.理論的・研究的展望
1 過敏性腸症候群の概説
2 IBSに対する認知行動療法
3 IBSの治療におけるスティグマと性的役割への配慮
Ⅱ.臨床的応用
4 アセスメント
5 IBSの認知行動療法:概説と初回セッション
6 IBS治療の鍵となるテーマと技法
7 IBSへの対処に関連したさらなるセッションのテーマ
8 最終セッション