子ども虐待としてのDV(2011) (品切れ・電子書籍販売)
母親と子どもへの心理臨床的援助のために
家庭という閉ざされた空間のなかで、子ども虐待の背後にDVが、DVの背後には虐待が複雑に絡み合い、潜在している状況があるが、DVに曝される子どもたちは支援のはざまで置き去りにされている。本書では、DVのある家庭で起きている暴力と支配の関係性をとらえ、子どもが被るさまざまな影響を理解する。そして、子どもと母親、母子関係への包括的な援助をめざす、画期的な心理臨床アプローチを提示する。
春原由紀 編著
武蔵野大学心理臨床センター子ども相談部門 著
定価 2,860 円(本体2,600円 + 税) A5判 並製 236頁
ISBN978-4-7911-0795-7〔2011〕
Contents
第Ⅰ部 DVの理解
DVのある家庭で起きていること/DVに曝された子ども/母子関係・きょうだい関係への影響/加害者から離れた後/法的支援──支援するために知っておくこと
第Ⅱ部 心理臨床的援助の実際
母子関係への相即的支援/母親への援助の実際/子どもへの援助の実際/心理臨床的援助の方法
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