応用人間学としてのパトス
臨床から精神病理学へ
精神科医は、日々の臨床で、言葉にしがたいものを言葉にしようとする患者さんたちの声の物語に気持を集める。夢のようにすぐ姿を消してしまう病者の表現から確かなものを読解するためには、下敷きにできる良質の概念が必要である。本書は、下敷きのベースとして精神病理学を学び続けた著者の珠玉の論文集である。
庄田秀志 著
定価 4,950 円(本体4,500円 + 税) A5判 上製 420頁
ISBN978-4-7911-0838-1〔2013〕
Contents
総説
第Ⅰ章 食と性の精神病理
第Ⅱ章 境界例の精神病理
第Ⅲ章 心気・強迫症の精神病理
第Ⅳ章 想像力の精神病理
第Ⅴ章 統合失調症における防衛的構造力動