内なるデーモンを育む(2013)(品切れ)
心の葛藤を解消する「5つのステップ」
デーモンとは、うつ、不安、嗜癖、恐怖、強迫観念、慢性疾患など、個人の内的平和を阻害するすべての妨害物のことである。
著者は、仏教の教えの基本にある「思いやり」と「利他主義」を、個人的に内的平和をもたらすための手段として用いるよう提案する。そのための具体的な方法として、偉大な女性仏教指導者マチク・ラプドゥンの伝統的な術(すべ)のエッセンスを失わず、かつ現代の西洋社会にも違和感の少ない、現代心理学の方法をも取り入れたやり方を著者は編み出した。それが本章で紹介されている「デーモンを育む」という方法であり、仏教やチベットの宗教的行に関する知識を一切必要としない「5つのステップ」からなる。
ツルティム・アリオーネ 著
岡田愛、
河野一紀、
酒井謙輔、
竹村隆太 訳
定価 2,750 円(本体2,500円 + 税) 四六判 並製 384頁
ISBN978-4-7911-0857-2〔2013〕
Contents
第1部 古くからの実践
デーモンとの出会い/行の発見/デーモンとは何か
第2部 デーモンを育む
デーモンを育む方法/五つのステップの実際/ヒュドラ──デーモンの複合体/芸術と地図を用いてデーモンとワークする
第3部 さまざまなタイプのデーモン
マチクの四つのデーモン、神々と神なるデーモンたち/病気のデーモン/恐怖のデーモン/愛のデーモン/嗜癖のデーモン/虐待のデーモン/家族のデーモン/精神のデーモン/うぬぼれのデーモン/自我中心性のデーモン
第4部 デーモン・ワークを深める
デーモンの直接的解放/私たちをとりまく世界のデーモン