デーモンとは、うつ、不安、嗜癖、恐怖、強迫観念、慢性疾患など、個人の内的平和を阻害するすべての妨害物のことである。
著者は、仏教の教えの基本にある「思いやり」と「利他主義」を、個人的に内的平和をもたらすための手段として用いるよう提案する。そのための具体的な方法として、偉大な女性仏教指導者マチク・ラプドゥンの伝統的な術(すべ)のエッセンスを失わず、かつ現代の西洋社会にも違和感の少ない、現代心理学の方法をも取り入れたやり方を著者は編み出した。それが本章で紹介されている「デーモンを育む」という方法であり、仏教やチベットの宗教的行に関する知識を一切必要としない「5つのステップ」からなる。
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