不定愁訴の診断と治療
よりよい臨床のための新しい指針
不定愁訴(Medically Unexplained Symptoms)、それはあらゆる診療科や年齢層でみられ、医師にとって避けては通れない病態である。臨床現場での不定愁訴に対するニーズは高いにもかかわらず、今迄まとまった解説書がなかった。そのような点で、不定愁訴の幅広い領域の最新知見をまとめた本書は画期的である。邦訳版では、わが国の臨床家にとって重要な章を訳出し、各章の終わりには、訳者がわが国の臨床の実際に合わせた解説を加えた。これにより、さらにわが国の臨床ニーズに合うものになっている。心療内科医・総合診療医、あらゆる内科の専門医と不定愁訴に携わるすべての方へ。
Francis Creed,
Peter Henningsen,
Per Fink 編
太田大介(聖路加国際病院心療内科)訳・解説
定価 3,190 円(本体2,900円 + 税) A5判 並製 260頁
ISBN978-4-7911-0867-1〔2014〕
Contents
第1章 疫学:有病率,病因,転帰
第2章 用語,分類,概念
第3章 エビデンスに基づいた治療
第4章 不定愁訴の治療的管理と治療の組織化
第5章 性差,寿命,文化的側面
第6章 小児・思春期の不定愁訴