苦難が宝に変わる物語

長年アルコール依存症医療に心血を注いできた医師が、自らの体験も俎上にのせ、「生き方の病」を考察。
アルコール依存症から依存症専門看護師になった者、ひきこもりから特別養護老人ホームに就職した者、そして若き日に教育の場で苦悶した著者自身、の３人の体験記を通して、病や困難を「宝に変える」生き方をありありと浮かび上がらせる。
生きる方向、生き方に行き詰まり、迷い、飲酒の深みに陥り、溺れる。他方ではひきこもり、出口が見つからず、悪循環に陥り、もがき苦しむ。彼（女）らは、そこからどうやって苦難を宝に変えたのか！