精神科・心療内科にかかる前に読む本
精神科医が患者さんの目線で書いた物語
あなたが「メンタル不調」で精神科や心療内科を受診すると想像してみてください。どんな医者がどんな診察をするのか? なんでも見透かされてしまうのか? 怖くないのか? いろいろ考えて不安になる。テレビのドラマに出てくるようなイケメン先生だろうか。精神科・心療内科を受診する主人公のあなたは、そこに登場する医師から、わかりやすい言葉で病気やお薬の説明を受ける。
本書は、精神科臨床医として30年以上ひたすら患者さんとかかわり続けてきた著者が、実際の診察場面を患者さんの目線で書き綴る。面接場面が患者さんの心情をはさみつつテンポよい会話文で進み、実際に受診してからどんなふうに面接や治療が進んでいくかわかりやすい。主人公が患者さんで医師が脇役という構成で、精神の病を浮き彫りにする。
さあ、あなたもこの本で精神科や心療内科を受診する模擬体験をしてみてください。
中山靜一 著
定価 1,760 円(本体1,600円 + 税) 四六判 並製 248頁
ISBN978-4-7911-0925-8〔2016〕
Contents
Aさん─適応障害
Bさん─パニック症
Cさん─強迫症
Dさん─うつ病
Eさん─(新型)うつ病
Fさん─気分変調症
Gさん─双極Ⅰ型障害
Hさん─双極Ⅱ型障害
Iさん─境界性パーソナリティ障害
Jさん─解離性健忘
Kさん─統合失調症
Lさん─統合失調症
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