予防精神医学
脆弱要因の軽減とレジリエンスの増強
予防精神医学は、他の医学領域と同様、近年著しく進展してきている。本書は予防の定義や概念、モデルから始まり、国内外における予防精神医学の歴史、医療経済、臨床倫理、脆弱要因の軽減とレジリエンスの増強という基本戦略、精神障害別の予防策、学校や地域における課題、心理社会的治療の可能性に至るまで、予防精神医学という概念が示す限りをわかりやすく解説する。精神保健・医療関係者にとって予防精神医学を1冊で俯瞰できるこの上なく有用な書。
小椋力 著
定価 3,190 円(本体2,900円 + 税) A5判 並製 280頁
ISBN978-4-7911-0930-2〔2016〕
Contents
第1章 予防精神医学
第2章 予防精神医学の歴史
第3章 精神障害の予防に関する費用対効果
第4章 精神障害の予防と倫理
第5章 精神障害における脆弱要因
第6章 精神障害における防御・回復要因(レジリエンス)
第7章 主な精神障害・病態の予防
第8章 各領域における予防対策
第9章 早期治療・再発予防のための治療法
関連書