精神科医の戦略&戦術ノート
精神科救急病棟で学んだこと
十余年の精神科救急で経験して得た知恵やコツ、後輩医師や研修医に話してウケがよかった話などを戦略、戦術という視点からまとめた覚え書。
精神科の特に急性期の医療に求められていることをまず明らかにし、そのニーズに沿って‘戦略’を立て、個々の患者さんの抱える問題に‘戦術’を用いて対応していくという流れとなっている。最後に、著者がいろいろなことを教えてもらった印象深い患者さんたちを紹介する。
特に若手、中堅にさしかかる医師にとっては、教科書にはあまり書かれていない現場で役立つ実践的知識が得られるだろう。手軽に読める、臨床や病棟運営のノウハウが満載のノート。
白鳥裕貴 著
定価 2,750 円(本体2,500円 + 税) 四六判 並製 292頁
ISBN978-4-7911-0946-3〔2017〕
Contents
第Ⅰ部 戦略編
第1章 精神科医って何してる?〈精神科医療の背景〉
第2章 チームリーダーとしての精神科医〈病棟全体を見渡す視点〉
第Ⅱ部 戦術編
第3章 たとえ平凡でも人の人生を読むのは面白い?〈生活歴・病歴聴取の半構造化〉
第4章 "適切な"薬物を選択するには?〈薬物療法の戦術〉
第5章 魔法の言葉? 精神科医って何してる?〈精神療法の戦術〉
第6章 スムーズな入院マネジメントのコツ〈入退院の戦術〉
第Ⅲ部 症例から学ぶ
第7章 患者さんから学んだこと〈症例呈示〉