エリック・バーン 心理療法としての交流分析《電子書籍版》
その基本理論の誕生と発展
本書は、交流分析の創始者エリック・バーンの原点、待望の本邦初訳である。その独自の構造分析理論は、すでに完成の域に達しており、著者の若々しい息吹も感じ取ることができる。交流分析によって、心理療法をどううまく進めるか? その重要なポイントが、著者の精神科病棟のグループ治療や個人治療の経験と観察から具体的に語られており、心理療法の初学者・学びを深めたい人ともに必読の書である。「親」「子ども」「成人」のキーワードを軸に、あらゆる人間関係の問題を、縦横無尽に取りさばくバーンの真骨頂。
エリック・バーン 著
繁田千恵 監訳
丸茂ひろみ、
三浦理恵 訳
Contents
第I部 個人の精神医学と構造分析
第1章 概論
第2章 パーソナリティの構造
第3章 パーソナリティの機能
第4章 精神病理学
第5章 病因論
第6章 症状学
第Ⅱ部 社会精神医学と交流分析
第7章 診断
第8章 社交交流
第9章 やり取りの分析
第10章 心理ゲームの分析
第11章 脚本分析
第12章 関係分析
第Ⅲ部 心理療法
第13章 機能性精神病の心理療法
第14章 神経症の治療
第15章 グループ療法
第Ⅳ部 交流分析の最前線
第16章 パーソナリティのより詳細な構造
第17章 高度な構造分析
第18章 結婚のセラピー
第19章 退行分析
第20章 理論的,技術的考察
症例