交代人格(多重人格)、自分が誰だかわからなくなる健忘、現実感覚の喪失と自傷など、多彩な症状を呈する解離性障害は、近年急速に注目を集めている。本書は、数多くの事例をもとに、症状の表れ方からその理解の仕方、治療法までを幅広く解説する。解離をめぐるトピックスや最先端の治療スタイルについて紹介したコラムなど、幅広い視点から「解離性障害」にスポットを当てる。患者さんとそのご家族だけでなく、治療に関わるスタッフと専門家、すべての臨床家にも読んで欲しい一冊。
岡野憲一郎 編 心理療法研究会 著
データ形式:フィックス
(画像形式)
定価
2,530 円(本体2,300円 + 税)
Contents
はじめに──いまだに謎の多い「解離性障害」
第一章 誰にでも起きる「日常的な」解離
第二章 患者さんに起きる「病的な」解離
第三章 各種の解離性障害について解説する
第四章 解離性障害との鑑別が問題となるさまざまな障害
第五章 なぜ解離性障害が生じるのか
第六章 解離性障害の治療はどのように行われるのか