認知行動療法を学ぶ人の多くは、「認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ」を読んでCBTの初歩を学ぶ。そして「その続きを学びたい」「初級の次のステップに進みたい」という多くの声にこたえてワークショップ実践編が行われた。本書は、そのワークショップ実践編を書籍化したものである。初級編をおさらいしつつ、CBTの要である「導入」「アセスメント」「ケースフォーミュレーション」をテーマに、セラピストがCBTを安全に開始し、効果的に進めていくために必要な考え方や実践方法を学ぶ。アセスメントシート活用の具体例や参加者とのデモンストレーションなどを通じ、ワークショップの臨場感をそのままにCBTの理解をより深めることができる。
伊藤絵美 著
データ形式:フィックス
(画像形式)
定価
2,640 円(本体2,400円 + 税)
Contents
第1章 初級ワークショップのおさらい
第2章 CBTをいかにして導入するか(インテーク面接)
第3章 主訴を同定し、エピソードのアセスメントを行う
第4章 アセスメントのまとめを行う
第5章 主訴に関わる問題を同定する
第6章 各問題に対する目標を設定する
第7章 目標を達成するための技法を選択する
第8章 まとめと質疑応答
〈巻末付録〉
巻末付録1 インテーク面接記録シート
巻末付録2 認知行動療法カウンセリングについて
巻末付録3 ヒアリングで用いるシート
巻末付録4 セルフモニタリングで用いるシート
巻末付録5 コーピング・ワークシート
巻末付録6 ホームワークシート
巻末付録7 アセスメントシート
巻末付録8 問題&目標設定シート