物忘れを防ぐには?
高齢者のみならず、"若年性アルツハイマー"といった病気が知られるようになり、自分の記憶力がいつまで続くか、不安を覚えている様々な年代の人が多いようです。誰にでも起こりうる"認知症(痴呆)"という症状の予防に、脳のトレーニングドリルや大人の塗り絵などに取り組む人も急増しています。物忘れを防止するためには、脳を鍛えると同時に、脳のしくみ、記憶のメカニズムについても理解しておくことも必要です。記憶のメカニズムを理解することで、効果的な記憶術を習得することが可能になります。
このコーナーでは、物忘れ防止の手助けになるもの、認知症(痴呆)に対してかかわりを持つ時に、症状に対する正しい理解を促すものを紹介します。
本書では認知症専門クリニック(もの忘れ外来)で認知症に取り組む著者が、認知症の基礎知識や法的制度、芸術療法、認知症を予防する生活習慣などを症例と最近の研究動向を交えて詳説する。
宇野正威 著
記憶のメカニズムの理解を、記憶力アップへつなげる効果的な方法を、科学的、医学的に解説。記憶に影響を及ぼす処方薬のリストや、近年注目が高まる、ハーブやサプリメント、代替療法についても触れる。
ダグラス・J・メイソン、スペンサー・ザビエル・スミス 著
痴呆の特徴、痴呆に対する医学的知識、治療とケアの仕方、事前の予防など、症状に関する基本的な知識を収録。長寿大国沖縄の地方専門医からのメッセージ。
宮里好一 著