月刊
臨床精神薬理 第09巻09号
2006年09月
《今月の特集:精神科薬物療法の限界について―そのときどうするか/新規抗うつ薬sertraline》
精神科の治療において薬物療法は欠かせないが、万能の治療法でもない ことは事実である。統合失調症、うつ病、双極性障害など各疾患において、 薬剤を投与しても症状が改善しないその時、どう治療を工夫するか、 気鋭の専門家が執筆した。
ISBN:978-4-7911-5107-3
【展望】
- 薬物療法の限界から見えてくること―薬物療法の限界という視点から治療を概観する
渡邊衡一郎,田亮介
【特集】 精神科薬物療法の限界―そのときどうするか
|
|
- 臨床試験から見た精神科薬物療法の限界―うつ病,統合失調症の海外データを中心に
大下隆司,石郷岡純
- 統合失調症薬物療法の落とし穴
川上宏人
- うつ病の薬物療法の限界―そのときどうするか
森信繁,田中和秀,市村麻衣 他
- 双極性障害の薬物療法の限界:躁転、ラピッドサイクラー化への対策
寺尾岳
- 不安障害の薬物療法の限界と精神療法の役割
北西憲二
- アルツハイマー型認知症の薬物療暴抗認知症薬の効能と限界
杉山恒之,山口登
- 新規抗うつ薬(SSRI, SNRI)の有効性・安全性比較研究
青山洋,大坪天平,幸田るみ子 他
- Quetiapineが有効であった双極性うつ病の2例
戸田典子,河田隆介,渡邉昌祐
- Olanzapine口腔内崩壊錠が有用であった精神遅滞と統合失調症の合併例
白木淳子,出店正隆
- 特集にあたって
上島 国利
- 新規抗うつ薬sertraline(薬効,安全性,忍容性)
大坪天平
- Sertralineの海外におけるうつ病を対象とした臨床試験成績
諸川由実代
- Sertralineの国内における臨床試験成績
上島国利
- Sertralineによる不安障害の治療
越野好文
- ドパミン部分作動薬aripiprazoleの固有活性は本当に30%なのか?
濵村貴史,原田俊樹
- Aripiprazole(商品名エビリファイ®)の固有活性について
菊地哲朗
第4回Schizophrenia研究会
- 開会にあたって
岡崎祐士
- 神経画像・生理指標を用いた統合失調症の脳病態研究
笠井清登
- 指定発言―統合失調症における脳構造変化の意義と進行について
福田正人
- Discussion
倉知正佳(司会),笠井清登,福田正人 他
第3回Atypical Antipsychotics Symposium
- 開会にあたって
村崎 光邦
- Perospironeを使いこなす―幻覚・妄想に対して
佐藤創一郎
- 統合失調症の初発症例に対してperospironeをいかに使いこなすか
宮本聖也
- 維持期症例に対するperospironeの適応
久住一郎
- 多剤併用大量投与の患者に対してperospironeをいかに使いこなすか
河合伸念
- そこが知りたい薬物療法Q&A
渡辺純蔵,澤村一司,染矢俊幸,室井宏文,下田和孝
- 向精神薬の等価換算
第19回新規抗うつ薬の等価換算(その1)
- 薬の使い方
Olanzapineを使いこなす第4回
年間購読について
年間購読のお申込はショッピングカートではできません。カート内の会計を済ませた上、ご注文下さい。