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月刊

臨床精神薬理 第09巻10号

2006年10月

《今月の特集:不眠症薬物療法の問題点とその対策》
日本人のおよそ5人に1人は不眠に悩んでおり、一方では、睡眠薬の乱用・依存、OTC薬(Over The Counter薬:薬局で買える一般用医薬品)による問題も明らかとなっている。新しい睡眠薬の開発についても取り上げ、不眠症の薬物療法に関する最新の情報を特集した。

ISBN:978-4-7911-5108-0


【展望】

  • 不眠症薬物療法の今日的問題点
    内山真
【特集】 不眠症薬物療法の問題点とその対策
  • 睡眠薬開発の動向
    金井裕彦,大川匡子
  • 慢性不眠の問題点と対応
    小曽根基裕,小幡こず恵,伊藤洋
  • 睡眠薬の臨床用量依存をどうみる
    内村直尚
  • 睡眠薬乱用・依存の実態と対策
    尾崎茂,和田清
  • OTC睡眠薬の問題点と対策
    竹内尚子
  • 新しい睡眠薬開発への期待
    村崎光邦
【原著論文】
  • Olanzapine錠5mgとolanzapine口腔内崩壊錠5mgの生物学的同等性の検討
    佐々木幸哉,Anne Bille,晶通明
  • 統合失調症患者のperospirone switching群とolanzapine switching群における臨床症状および認知機能の比較
    井上雄一,鈴木英伸,元圭史
  • Haloperidol連続投与後のラットにおいてaripiprazoleは運動量を増加させない
    菊地哲朗,廣瀬毅
【症例報告】
  • Perospirone服用開始後に高血糖をきたした症例
    鈴木如月
  • Olanzapineにより症状悪化を未然に防ぎえた前駆期/発症ごく初期の統合失調症患者―口腔内崩壊錠の使用感想も含めて
    藤代潤,富田悠生,内田修二 他
  • Perospironeとparoxetineの併用投与にて改善したセネストパチーの2例
    山本健治,原田研一,菊地裕子 他
【短報】
  • 精神科以外の他診療科より処方された抗精神病薬、抗うつ薬の検討
    三澤仁,加藤温
【座談会】
  • 精神科治療におけるquetiapineの位置づけ―統合失調症を中心に
    久住一郎,古瀬勉,吉川憲人,篠原かほる,菅原康文
  • 日本と欧米のうつ病治療の実態と今後の展望―First Lineに適切な薬剤とは
    上島国利,David Nutt,神庭重信,石郷岡純
  • クリニック外来におけるrisperidone内用液の使用経験
    中山純維,森岡壯充,佐々木光,神人勉
【講演紹介】
 社会不安障害の治療―薬物療法と認知療法のインターフェイス
  • 司会にあたって
    久保木富房
  • 評価尺度からみたSAD
    菊地俊暁
  • 治療導入期における社会不安障害に対する心理教育
    横山知加
  • 社会不安障害の治療―薬物療法の立場から
    山田和夫
  • 社会不安障害の治療―認知療法の立場から
    井上和臣
  • Discussion
    司会/久保木富房,切池信夫
【シリーズ・他】
  • そこが知りたい薬物療法Q&A
    渡邊崇,森田幸代,下田和孝,江川純,遠藤太郎,染矢俊幸
  • 薬の使い方
    Olanzapineを使いこなす第5回
    • 体重増加とチーム医療による対策
      岡村武彦,井戸由美子,高谷義信 他
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