月刊
臨床精神薬理 第10巻01号
2007年01月
《今月の特集:第二世代抗精神病薬による治療目標の変化》
第二世代抗精神病薬が導入されてから10年、 精神科スーパー救急病棟、精神科病院、精神科診療所、 大学病院など、それぞれの医療現場において統合失調症の 医療がどのように変化したか、第一線で活躍する著者が本音で紹介。
ISBN:978-4-7911-5111-0
【展望】
- 新規抗精神病薬のeffectivenessと精神科病院のダウンサイジング― CATIE Study から学ぶこと
藤井康男
- 精神科スーパー救急病棟における新規抗精神病薬の位置づけ
伊藤新,藤村尚宏
- 急性期治療目標と治療方法は変化したか?―急性期治療最前線
堤祐一郎
- 第二世代抗精神病薬で精神科病院における慢性期の治療は変わったのか―民間精神科病院の勤務医が見た10年
大下隆司
- 第二世代抗精神病薬導入による精神医療の変化:大学病院
後藤直樹,寺尾岳,堤隆他
- 第二世代抗精神病薬の登場による統合失調症治療の変遷―クリニック自験例を中心に
住吉秋次
- 統合失調症患者のリハビリテーションと新世代抗精神病薬―退陰地域生活そして就労支援
堀川公平
- <原著論文>Olanzapine導入後の家族感情の経時的変化―患者の精神症状とQOL変化との関連
堀越立,松木智彦,竹内賢
- <症例報告>多剤大量処方から第二世代抗精神病薬単剤化へスイッチングする中で治療目標をステップアップすることができた3症例
吉田精次
- アルツハイマー型認知症の記憶・認知機能障害に対するdonepezilの効果内容と効果出現の関連因子について
荻野あずみ,杉山恒之,山口登
- 総合病院精神科における自殺予防の取り組み
長沼英俊
- セロトニン症候群遷延例におけるrisperidoneの使用経験─セロトニン症候群治療薬としての可能性について
小川次弘,松岡孝裕,平田吾一 他
- 自傷行為から長期の身体拘束を要した統合失調症にvalproateが有効であった1例
正山勝,小瀬朝海,松本直起 他
- Risperidoneからperospironeへの置換により高プロラクチン血症や月経異常が軽快した5症例
政田重成,堀内真希,阪口由紀子 他
- 東アジアにおける抗うつ薬処方の現状―アジア5ヵ国・地域における国際共同処方調査より
田中真理子,永井宏,内田直樹 他
- SSRI―その光と影
張賢徳(司会),田島治,山登敬之
- 第二世代抗精神病薬の差異について
Daniel E. Casey(監訳/石郷岡純)
- そこが知りたい薬物療法Q&A
小泉暢大栄,澤村一司,染矢俊幸,石黒慎,佐伯吉規,森田幸代,下田和孝
- 薬の使い方
Olanzapineを使いこなす第8回(最終回)
- 統合失調症以外へのolanzapineの可能性―優しく易しい治療を求めて
阿部佐倉
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