月刊
臨床精神薬理 第10巻07号
2007年07月
《今月の特集:統合失調症の認知機能障害》
統合失調症の中核症状である認知機能障害の最先端の知見を紹介する。認知機能障害の画像診断・神経心理検査による評価を解説し、向精神薬によって発現する認知機能障害、抗精神病薬が認知機能に及ぼす影響から、認知機能障害の治療薬開発の現状まで取り上げた。本号ではもう一つ、シグマ受容体が精神疾患において果たす役割についても特集した。
ISBN:978-4-7911-5117-2
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【展望】
- 統合失調症の認知機能障害に関する臨床的問題点
松岡洋夫
- 認知機能障害の病態機序―画像診断・神経生理検査からの評価
武井邦夫,山末英典,笠井清登
- 認知機能評価バッテリーについて
椎名明大
- 向精神薬によって発現する認知機能障害
長田泉美,中込和幸
- 第2世代抗精神病薬の認知機能障害に及ぼす影響
山本暢朋,稲田俊也
- 認知機能障害の治療薬開発の現状
橋本謙二
- そこが知りたい薬物療法Q&A
小野信,須貝拓朗,染矢俊幸,渡邊崇,下田和孝
- 特集にあたって
橋本謙二
- シグマ受容体の構造、分子・生理的役割
林輝男
- うつ病におけるシグマ受容体の役割について
竹林実
- PETによるヒト脳のシグマ1受容体マッピング
石渡喜一
- PETによるシグマ1受容体測定の意義
石川雅智,橋本謙二,伊豫雅臣
- 精神疾患とシグマ-1受容体遺伝子との関連
宮武良輔,笠井清登
- 統合失調症の認知機能障害および精神病性うつ病におけるシグマ-1受容体の役割
橋本謙二
- Olanzapine初期投与量の違いによる急性期症状の変遷―PANSSによる3ヵ月間の精神症状評価
杉山克樹,中田信浩,岡掛真史、他
- Blonanserinの薬理学的特徴
釆輝昭,久留宮聰
- うつ病の急性期治療について考える
樋口輝彦(司会),越野好文,中村祐,坂元薫
CNSフォーラム2006 第1回(全3回)
- 開会にあたって
高橋清久
- 開会にあたって
鮫島健
- オリゴデンドログリア,ミエリン,白質と統合失調症
Kenneth L. Davis(監訳/尾崎紀夫)
- 統合失調症の再燃予防―今日までの進歩
John M. Kane(監訳/小山司)
- 非定型抗精神病薬,糖代謝,代謝障害に関する最新情報
David C. Henderson(監訳/大森哲郎)
第1分科会:自立生活を支える統合失調症薬物治療
- 服薬アドヒアランスに関する「千葉県の精神科臨床医による,統合失調症の薬物療法コンセンサス」からの考察
伊豫雅臣
- 統合失調症の長期予後とアドヒアランス―ユーザーからみた抗精神病薬の剤形と飲み心地
岩田仲生
- <シンポジウム>自立を支える薬物療法を考える―維持期を見据えた薬物療法とアドヒアランスの重要性
南光進一郎(司会),中込和幸,住吉秋次、他
第5分科会:認知症におけるニュートピックス―患者思考の診断と治療
- アルツハイマー型認知症と脳血管障害に関する最近の話題
中野正剛
- コリンエステラーぜ(AChE)阻害薬―非AChE阻害特性による差異
Bonnie M. Davis(監訳/本間昭)
- 特発性正常圧水頭症(iNPH)―再考
森悦朗
- 認知症生活と薬について
武田雅俊,夏子さん,太田正博,菅﨑弘之
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