月刊
臨床精神薬理 第10巻08号
2007年08月
《今月の特集:オーダーメイド医療の時代は来るか―臨床薬理遺伝学の現状と課題》
個々の患者における薬物の効果や副作用を遺伝的見地から予測し、最適な治療を選択するのがオーダーメイド医療である。抗精神病薬や抗うつ薬による治療効果や副作用の予測に関し、臨床薬理遺伝学の最新の知見を紹介した。
ISBN:978-4-7911-5118-9
【展望】
- 臨床薬理遺伝学の現状と課題
染矢俊幸,澤村一司,福井直樹,他
【特集】 オーダーメイド医療の時代は来るか―臨床薬理遺伝学の現状と課題
|
|
- 抗精神病薬の治療効果を予測できるか
岩田仲生
- 抗精神病薬による錐体外路系副作用の予測
岸田郁子,河西千秋
- 抗精神病薬による水中毒をどう予測するか
新開隆弘,大森治,中村純
- 第二世代抗精神病薬による肥満,糖尿病発症の遺伝的側面
佐藤靖,古郡規雄,兼子直
- 臨床薬理遺伝学からみた抗うつ薬の治療効果予測
奥川学,加藤正樹,分野正貴,他
- SSRIの副作用をどう予測するか
須貝拓朗,鈴木雄太郎,染矢俊幸
- 統合失調症患者へのolanzapine治療と主観的ウェルビーイングの変化
藤田和幸,宍戸伸隆,村上浩亮,他
CNSフォーラム2006 第2回(全3回)
- 開会にあたって
久保木富房
- 開会にあたって
樋口輝彦
- セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)の作用機序と自殺リスクの低減
StuartA.Montgomery(監訳/織部直弥,神庭重信)
- 身体症状と疼痛を合併したうつ病の治療
DanV.Iosifescu(監訳/野村総一郎)
- 慢性疼痛の精神科管理
MichaelT.Isaac(監訳/田島治)
- 精神病症状の治療における精神腫瘍科医の役割と精神薬理学
AndrewJ.Roth(監訳/宮岡等)
第2分科会:社会復帰をゴールとしたうつ病治療―最新の治療ストラテジー
- こころのケアナースによる地域支援
渡邉直樹
- 身体疾患に伴ううつ病―社会復帰を考慮した治療
尾崎紀夫
- 社会復帰を目指した抗うつ薬による治療
中村純
- 社会復帰をゴールとした集団認知行動療法―在職うつ病患者の職場復帰
田島美幸
第3分科会:がん緩和医療―身体症状と精神症状へのアプローチ
- がん患者の身体症状マネジメント―がん疼痛治療を中心に
恒藤暁
- がん治療に必要な緩和ケア―精神科医に期待すること
橋爪隆弘
- がん患者の心理・精神症状とその実際的対応
堀川直史
CNSフォーラム2006 第3回(全3回)
- 開会にあたって
飯沼一宇
- 注意欠陥/多動性障害―その妥当性と治療
JosephA.Sergeant(監訳/市川宏伸)
- てんかん薬物療法の最適化
DeanK.Naritoku(監訳/飯沼一宇)
- 英国におけるてんかんの治療と管理に関する指針
PamelaCrawford(監訳/飯沼一宇)
第4分科会:各科における神経系疾患治療
- 小児てんかんの診断と治療
小国 弘量
- 脳外科におけるてんかんの治療
渡辺英寿
- 神経内科領域におけるてんかん治療の最近の話題
池田昭夫
第6分科会:治療のための診断―軽度発達障害を中心に
- <パネルディスカッション>ADHD治療のための診断および評価
齊藤万比古(司会),内山登紀夫,小野善郎,他
- そこが知りたい薬物療法Q&A
石黒慎,佐伯吉規,渡邊崇,下田和孝
熊田智,福井直樹,染矢俊幸
- 海外文献紹介
多剤併用と過剰投与:抗精神病薬の処方に対する精神科医の認識
伊藤弘人,小山明日香,樋口輝彦
年間購読について
年間購読のお申込はショッピングカートではできません。カート内の会計を済ませた上、ご注文下さい。