月刊
臨床精神薬理 第10巻10号
2007年10月
《今月の特集:うつ病薬物療法のすべて》
近年、SSRIやSNRIの導入により抗うつ薬市場は広がったが、寛解に至らない症例も数多く存在し、うつ病の薬物療法はいまだ問題を抱えている。わが国のうつ病薬物療法アルゴリズムや、SSRI・SNRIの実績、三還系・四還系抗うつ薬の現状、sulpirideの使用状況、新しく開発されている抗うつ薬の解説など、現在のうつ病薬物療法のすべてを取り上げた特集。
ISBN:978-4-7911-5120-2
【展望】
- わが国のうつ病薬物療法アルゴリズムの特徴と問題点
塩江邦彦
- SSRIの実績と今後―難治例への対策
越野好文
- SNRIの実績と今後―難治例への対策(milnacipranを中心として)
樋口久,山口登
- 三環系・四環系抗うつ薬の現状と役割―新規抗うつ薬は”うつ”を治したか?
山口聡,山本裕
- Sulpirideはどう効き,どう使われているか?
前田久雄,恵紙英昭,富田克他
- 新規抗うつ薬開発の現状と動向
村崎光邦
- <原著論文>うつ病自傷自殺未遂例に対する薬物療暴身体重症度による治療内容の比較
武内克也,酒井明夫,大塚耕太郎他
- そこが知りたい薬物療法Q&A
渡邊崇,下田和孝,湯川尊行,福井直樹,染矢俊幸
- てんかん部分発作に対するgabapentinの長期投与試験―多施設共同非盲検試験
山内俊雄,兼子直,八木和一他
- Milnacipran投与後に不安・焦燥が高まり激しい自傷に至った思春期うつ病の1症例
坂下和寛,辻敬一郎,堤祐一郎他
- Aripiprazoleの初発例(3例)への使用経験―新世代抗精神病薬を「新世代」として使うために
大下隆司
- 海外データに基づくtopiramateの基礎と臨床
兼本浩祐
- うつ病治療アルゴリズムの徹底検討―臨床現場で活用できるアルゴリズムとは?
稲田俊也,A.JohnRush,井上猛
- Aripiprazole(dopaminepartialagonist)の統合失調症患者への使用経験から
FernandoCanas(監訳/石郷岡純)
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