月刊
臨床精神薬理 第10巻11号
2007年11月
《今月の特集:期待される新規作用機序の精神科治療薬》
創薬の世界ではすでにいくつかの新しいコンセプトの薬物が開発されつつある。本特集号では近未来に登場が期待されている新しい作用機序の抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、気分安定薬、抗てんかん薬、睡眠障害治療薬について第一線の研究者が紹介する。
ISBN:978-4-7911-5121-9
【展望】
- 向精神薬の創薬動向:ブレークスルーを求めて
樋口輝彦
- 期待される新規作用機序の抗精神病薬―ドパミン仮説からグルタミン仮説へ
伊豫雅臣
- 期待される新規作用機序の抗うつ薬
尾鷲登志美,大坪天平
- 期待される新規作用機序の不安障害治療薬
辻敬一郎,田島治
- 期待される新規作用機序の気分安定薬
池澤聰,中込和幸
- 期待される新規作用機序の抗認知症薬
杉山恒之,中村悦子,山口登
- 期待される新規作用機序の抗てんかん薬
岡田元宏,中川雅紀
- 期待される新規作用機序の睡眠障害治療薬
内山真
- <原著論文>ドパミンD2受容体パーシャルアゴニストによる統合失調症急性期治療の有用性―急性期症例に対するaripiprazoleの使用経験に基づく考察
武内克也,酒井明夫,大塚耕太郎他
- そこが知りたい薬物療法Q&A
小野信,須貝拓朗,染矢俊幸,萩野谷真人,渡邊崇,下田和孝
- 統合失調症に対するblonanserinの臨床評価―Haloperidolを対照とした二重盲検法による検証的試験
村崎光邦
- Aripiprazoleの切り替え例(3例)への使用経験―新世代抗精神病薬を「新世代」として使うために
大下隆司,馬場美穂,伊藤学他
- 抗精神病薬開発におけるclozapine研究の意義
出村信隆
- 合理的な抗うつ薬選択を目指して―軽症・中等症うつ病に対する治療アルゴリズムの出発点
稲田泰之
- 過眠症の診断と治療―米国における知見から
MichaelThorpy,平田幸一,山城義広,田ヶ谷浩邦,井上雄一(司会)
新しい統合失調症治療への挑戦―患者さんの自立支援のために
- 開会にあたって
高橋 清久
- 開会にあたって
鮫島 健
- なぜ今統合失調症医療にアドヒアランスが必要なのか
岩田仲生
- OralSolution導入による急性期治療・看護―セルフモニタリング・看護師としてできること
岡掛真史
- 薬剤師からみた薬物治療の現状・問題点と今後の展開―剤形の選択は患者さんのアドヒアランスを向上させるか?
吉尾隆
- 統合失調症治療の変遷,risperidone内用液の登場―鎮静からアドヒアランスへ
住吉秋次
- 総括・特別発言
総括/高橋清久,特別発言/上森得男,上森一郎
年間購読について
年間購読のお申込はショッピングカートではできません。カート内の会計を済ませた上、ご注文下さい。