月刊
臨床精神薬理 第11巻02号
2008年02月
《今月の特集:攻撃性・暴力と向精神薬をめぐる問題》
精神疾患に伴う暴力行為や攻撃性は自傷他害による事件や犯罪にもつながる精神科治療の大きなテーマである。本特集では攻撃性・暴力の現状と実態を展望し、向精神薬による治療、そして抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬が惹起する攻撃性・暴力について、臨床経験をもとに紹介した。
ISBN:978-4-7911-5124-0
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【展望】
- 攻撃性の神経回路―セロトニンニューロン系を中心に
上田秀一,榊原伸一,中舘和彦,他
- 精神疾患に伴う攻撃性・暴力に対する対応と問題点―薬物療法の実際と限界
堤祐一郎
- 多剤大量処方から新規抗精神病薬への切り替えと攻撃性・暴力の問題
河合伸念,朝田隆
- 抗うつ薬による攻撃性・暴力
辻敬一郎,田島治
- ベンゾジアゼピン系薬剤による奇異反応:攻撃性,暴力を中心に
倉田明子,藤川徳美
- 抗うつ薬の中断症候群と攻撃性
渡邉至,松永みな子,奥栄作,他
- そこが知りたい薬物療法Q&A
渡邊崇,下田和孝,平野ゆかり,福井直樹,染矢俊幸
- うつ病患者の社会適応能力に対するmilnacipranの効果
上田展久,吉村玲児,北条敬,他
- Quetiapineによる統合失調症維持療法の有用性
東間正人,越野好文,浜原昭仁,他
- 外来患者におけるaripiprazoleの満足度の検討
大塚明彦
- 統合失調症に対するblonanserinの臨床評価―Risperidoneを対照とした二重盲検比較試験
三浦貞則
- 統合失調症患者の認知機能障害に対する新規抗精神病薬blonanserinの効果―Risperidoneとの無作為化二重盲検比較
三宅誕実,宮本聖也,竹内愛,他
- Paroxetine5mg錠の発売を望む
原田研一
- Letterへの回答
益尾憲
- うつ病患者におけるリタリンからの離脱について
村崎光邦(司会),石郷岡純,稲垣中,亀井雄一,田島治,松本俊彦,和田清
- Interviewリタリンの乱用・依存の問題について考える
小山司
軽度発達障害への包括的アプローチ
- 生物学的側面からみた注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の病理学
JamesM.Swanson(監訳/大澤真木子)
- 注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の薬物療暴MPH-IRからOROSMPHへ
DavidCoghill(監訳/市川宏伸)
- 軽度発達障害の鑑別診断
小枝達也
- 軽度発達障害の薬物療法
松本英夫
- 軽度発達障害への行動療法
岩坂英巳
- 教育現場における軽度発達障害者支援
中尾繁樹
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