月刊
臨床精神薬理 第11巻08号
2008年08月
《今月の特集:ドパミン再考》
抗精神病薬や抗うつ薬の作用機序におけるドパミンの役割、ドパミンD2受容体遮断作用の抗精神病薬や抗うつ薬における役割、また、ドパミン関連遺伝子や、ドパミン・アゴニストによる随伴症状など、精神障害の様々な病態や治療におけるドパミンの役割に関して、現代的意義を再考した特集。
ISBN:978-4-7911-5130-1
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【展望】
- Salience仮説とドパミン
内田裕之,渡邊衡一郎,八木剛平
- ドパミン神経伝達のtonic/phasic仮説に基づくaripiprazoleの薬理作用―Phasic component buster仮説を中心に
濵村貴史,児玉匡史,原田俊樹
- 統合失調症再発予防効果におけるドパミンの役割
久住一郎,小山司
- 抗うつ効果におけるドパミンの役割
樋口久,山口登
- 躁病におけるドーパミン仮説
武田俊彦
- ドパミン関連遺伝子と抗精神病薬の薬物反応性との関連
古郡規雄
- ドパミンアゴニストの副作用・随伴症状―最近の話題
田中輝明,井上猛,小山司
- そこが知りたい薬物療法Q&A
萩野谷真人,渡邊崇,大曽根彰,下田和孝
- 薬の使い方
- Quetiapineを使いこなす第2回
至適用量と等価換算
稲垣中,稲田俊也
- 統合失調症患者における精神症状・病識・アドヒアランスの関連性について
高木恵子,亀井浩行,西田幹夫,他
- 慢性統合失調症患者に対する急速増量法を用いたquetiapineへのスイッチングの有用性
諸治隆嗣,宇佐見和哉,大久保武人
- 統合失調症急性期治療におけるolanzapine口腔内崩壊錠の可能性
吉川憲人
- Olanzapineによる急性期治療後のoutcomeに関する検討―治療継続からみたolanzapineのtreatment effectiveness
杉山克樹,中田信浩,松木武敏,他
- Perospironeの初発統合失調症に対する市販後調査―有効性と安全性の検討
村崎光邦,小山司,伊豫雅臣,他
- 長期入院精神障害者の退院促進要因の分析:Psychoms™を用いたバリアンス分析結果と薬剤との関係
谷岡哲也,川村亜以,大坂京子,他
- 経口血糖降下薬二次無効となった統合失調症患者においてインシュリン導入から抗精神病薬の減量に結びついた1例
松田公子,福尾ゆかり,福田一,他
- GAD研究会が提唱する本邦における『GAD治療手順』
中込和幸,牛島定信,大坪天平,他
- 抗精神病薬における薬物動態,薬力学の問題
Siegfried Kasper(監訳/木下利彦)
- 初発統合失調症の病態と治療およびquetiapineの位置づけ
Rene Sylvain Kahn,齊藤卓弥,宮本聖也,堤祐一郎(司会)
- 服薬アドヒアランスによる統合失調症再発予防
伊豫雅臣,渡邊衡一郎
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