月刊
臨床精神薬理 第12巻04号
2009年04月
《今月の特集:第二世代抗精神病薬の適応拡大の可能性》
第二世代抗精神病薬は統合失調症以外への有効性が数多く報告されている。本特集では、第二世代抗精神病薬の適応拡大の現状と可能性を展望し、続いて双極性障害、単極性うつ病、神経症、パーソナリティ障害、認知症、器質性精神疾患への有用性と問題点を海外の知見も交えて紹介し、適応拡大の可能性を探る。
ISBN:978-4-7911-5138-7
第4回「臨床精神薬理」誌賞 発表
【展望】
- 向精神薬の適応外使用(適応拡大)の現況と問題点
三宅誕実,宮本聖也
- 第二世代抗精神病薬の双極性障害への応用
田中輝明,小山司
- 非定型抗精神病薬の難治性うつ病への応用:血漿中脳由来神経栄養因子からの検討
吉村玲児
- 神経症性障害に対する第2世代抗精神病薬の応用
田中徹平,黒木俊秀
- 第二世代抗精神病薬のパーソナリティ障害への応用
堤祐一郎
- 第二世代抗精神病薬の適応拡大における認知症(BPSD)への応用
本田和揮,橋本衛,池田学
- 第二世代抗精神病薬の脳器質性・症状性精神障害への応用―せん妄・高次脳機能障害などへの適応拡大の可能性
小路純央,内村直尚
- 「身体表現性障害に対するSSRIの有用性について―Fluvoxamineを用いて―」へのコメントに対して
名越泰秀
- 統合失調症患者における抗精神病薬の処方継続状況調査
津河大路,中谷好弘,生駒芳久,他
- Fluvoxamineによる社会不安障害治療の費用-効果分析
亀井美和子,牧野剛仁
- Metoclopramideの減量とpramipexoleの投与により,遅発性ジスキネジアが改善した1例
竹内大輔,小野寿之,玉井顯,他
- ベンゾジアゼピン系抗不安薬依存患者に対し薬剤師の診察前相談をきっかけに依存の改善につながった2症例
松田公子,加瀬浩二,小澤健,他
- 急性期錐体外路症状と遅発性錐体外路症状発現の関連性について
山本暢朋,稲田俊也,藤井康男
【Inside the doctor's studio 編集長が聞く精神薬理学の軌跡】
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- 第2回栗原雅直先生を迎えて
インタビュアー/村崎光邦
- そこが知りたい薬物療法Q&A
石黒慎,渡邊崇,大曽根彰,下田和孝
- 薬の使い方
- Quetiapineを使いこなす第10回
統合失調症以外への可能性
仁王進太郎,渡邊衡一郎
- Methylphenidate徐放錠を使いこなす第5回
Methylphenidate徐放錠と治療ゴール
岡田 俊
- SAD研究会が提唱するわが国におけるSAD治療フロー:コンセンサス・ステイトメント
朝倉聡,尾崎紀夫,笠原嘉,他
- 強迫性障害に対する薬物療暴シグマ受容体を介したSSRIの新たな可能性
橋本謙二,Joseph Zohar,福田正人
- 千葉県精神科救急医療座談会より
精神科救急における患者像およびその治療技暴薬物療法を中心に
伊豫雅臣,浅野誠,早川達郎,石毛稔
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