月刊
臨床精神薬理 第12巻12号
2009年12月
《今月の特集:精神科薬物療法の本音と実際》
精神科の薬物療法における本音と実際について大胆に特集。SSRI全盛の中での三環系抗うつ薬の位置づけ、抗うつ薬同士の併用、うつ病治療におけるlithium増強療法、ベンゾジアゼピンや抗精神病薬の使用、抗精神病薬単剤治療の課題について取り上げた。
ISBN:978-4-7911-5146-2
【展望】
- 精神科薬物療法の本音と実際―第2世代薬による単剤治療に行き詰るとき
大森 哲郎
【特集】 精神科薬物療法の本音と実際
- SSRI時代におけるTCAの位置付け
田島 治
- 抗うつ薬同士の併用は有用か?
田 亮介
- 治療抵抗性うつ病のlithium増強療法の理論と実際
菅原 裕子,坂元 薫,石郷岡 純
- うつ病治療におけるベンゾジアゼピンの位置づけ
冨田 真幸
- 抗精神病薬治療における本音
藤井 康男
- 統合失調症に対する抗精神病薬単剤治療の課題
佐藤創一郎
シリーズ・他
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
渡邊 崇,大曽根 彰,下田 和孝
総説
- 急性期統合失調症におけるolanzapineと他の非定型抗精神病薬との二重盲検比較試験
倉持 素樹,小野 久江,丹治 由佳,他
- 統合失調症患者に対するolanzapine pamoate持効性注射剤(デポ剤)の薬物動態,薬力学,有効性および安全性:海外臨床試験成績のレビュー
倉持 素樹,渕上 裕介,高橋 道宏
資料
- Risperidone錠からrisperidone口腔内崩壊錠への切り替え後の患者を対象に行ったアンケート調査
長友 慶子,松尾 寿栄,石塚 雄太,他
Inside the doctor's studio 編集長が聞く精神薬理学の軌跡
- 第5回 渡邉昌祐先生を迎えて
インタビュアー/村崎 光邦
座談会
- 機能改善を目指したADHD治療―「寛解」達成の意義を考える
岡田 俊,Margaret Steele,小平 雅基,奈良千恵子
- うつ病治療における薬物治療アルゴリズムの臨床応用を考える
樋口 輝彦,Madhukar Trivedi,重村 淳,古川 壽亮
- 統合失調症治療における陽性症状改善効果以外にも注目したquetiapineの効果
大森 哲郎,長楽鉄乃祐,木村 尚人,兼田 康宏,下寺 信次
講演紹介
統合失調症における抗精神病薬の有効性および有用性の評価と最大化
Christoph U. Correll(監訳/石郷岡 純)
DSフォーラム2009
- 開会にあたって
村崎 光邦
- 分科会1:ドパミン関連セミナー
- 基調講演:精神疾患とドパミン
野田 幸裕
- 講演1:Blonanserinにおけるプロラクチン値の日内変動
武田 俊彦
- 講演2:Blonanserin長期投与試験の臨床評価―5年以上の使用経験を踏まえて
長田 賢一
- 講演3:統合失調症に対するperospironeとaripiprazoleの無作為割付比較試験―使用の適正化を目指して
嶽北 佳輝
- 講演4:Perospironeの投与方法変更の試み
國芳 雅広
- 分科会2:セロトニン関連セミナー
- 基調講演:セロトニン5-HT1A受容体―多彩な機能と新たな可能性
大野 行弘
- 講演1:新規抗うつ薬の増強療法薬としてのtandospironeの可能性―4施設共同研究から
住吉 秋次
- 講演2:治療抵抗性うつ病治療―次の一手
大坪 天平
年間購読について
年間購読のお申込はショッピングカートではできません。カート内の会計を済ませた上、ご注文下さい。