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月刊

臨床精神薬理 第13巻04号

2010年4月

《今月の特集:社交不安障害(SAD)を再考する》
学会では社会不安障害から社交不安障害へ呼称が変更され、fluvoxamineやparoxetineといった抗うつ薬が新たにSADの適応を取るなど、SADに関する状況は様変わりしている。そこで本特集では、SADについて診断上の問題点、生物学的な背景、うつ病との関連、薬物療法と認知行動療法の位置づけ、paroxetineの位置づけなど紹介し、SADを再考した。

ISBN:978-4-7911-5150-9


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【展望】
  • 社会不安障害の診断と治療
    伊豫 雅臣
【特集】 社交不安障害(SAD)を再考する
  • 社会不安障害(SAD)の障害,comorbidity,診断
    山田 武史,中込 和幸
  • 社交不安障害(SAD)の神経生物学的検討:Fear-circuitry dysfunctionの観点から
    塩入 俊樹
  • 現代のうつ病と社交不安障害(SAD)
    永田 利彦
  • 社交不安障害(SAD)の治療―薬物療法と精神療法,一般臨床での対応
    朝倉 聡,小山 司
  • 社交不安障害(SAD)治療におけるparoxetineの可能性
    菅原 裕子,坂元 薫
  • SSRI登場で進んだ社交不安障害(SAD)の臨床
    尾鷲登志美

座談会

  • 注目されるべき静かな疾患:社交不安障害(SAD)再考
    村崎 光邦,朝倉 聡,永田 利彦,Alan Gelenberg,David Nutt

シリーズ・他

  • そこが知りたい 薬物療法Q&A
    渡邊  崇,大曽根 彰,下田 和孝

原著論文

  • 診療報酬明細データを用いた統合失調症患者の治療アウトカムの検討
    中原 直博,鎌江伊三夫,稲垣 中,他
  • 急性期の統合失調症患者におけるquetiapine fumarate(25mg,100mg錠剤,50%細粒)の有効性および安全性の検討
    加藤 大輔,町田 恵子,小林 俊光,他

症例報告

  • Quetiapineへの切り替えにより精神症状の改善および社会生活能力の向上がみられた統合失調症の2症例―社会生活能力の評価にRehabilitation Evaluation Hall and Baker(REHAB)を用いて
    片上 哲也,織田 裕行,木下 利彦

Inside the doctor’s studio 編集長が聞く精神薬理学の軌跡

  • 第7回 西園昌久先生を迎えて
    インタビュアー/村崎 光邦

座談会

  • 本邦における抗てんかん薬の最近の進歩と今後の展望
    笹 征史,Steve White,兼子 直,赤松 直樹
  • 抗うつ薬の最新の知見を踏まえた,自殺予防のためのうつ病の早期発見と治療
    難波 俊司,木下 利彦,福田 正博,渡辺洋一郎
  • 妊娠女性および妊娠可能年齢女性に対する抗てんかん薬の使い方
    山内 俊雄,兼子 直,大澤真木子,田中 正樹
  • 精神疾患におけるシグマ1受容体の役割とfluvoxamineの新たな可能性
    中村  純,Stephen M. Stahl,橋本 謙二

講演紹介

  • Gabapentinの臨床特性―新薬3剤の比較を中心として
    兼本 浩祐

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