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月刊

臨床精神薬理 第13巻06号

2010年6月

《今月の特集:衝動性の生物学的基盤と精神薬理》
衝動性は、セロトニン神経系との関連が示唆され、近年ではノルアドレナリン神経系との関連も指摘されている。また、衝動性は、精神医学における最大の課題の一つである自殺と密接に関連していると考えられる。本特集では、「衝動性」の生物学的基盤に関する様々な研究アプローチを紹介するとともに、臨床場面におけるマネージメントの実際について取り上げた。

ISBN:978-4-7911-5152-3


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【展望】
  • 自殺と衝動性
    高橋 祥友
【特集】 衝動性の生物学的基盤と精神薬理
  • 衝動性の神経機構
    宮崎 勝彦,宮崎佳代子,銅谷 賢治
  • 衝動性の動物モデルと精神薬理
    泉 剛,大村 優,木村 生,他
  • 抗うつ薬と衝動性
    野村 健介,渡邊衡一郎
  • 注意欠如多動性障害における衝動性と薬物療法
    牛島 洋景,齊藤万比古
  • 脳器質性精神障害における衝動性・攻撃性と薬物療法,とくに頭部外傷後遺症について
    城野 匡,池田 学
  • 司法精神医学でみられる衝動性とそのマネージメント
    谷 敏昭

シリーズ・他

  • そこが知りたい 薬物療法Q&A
    渡邊 崇,大曽根 彰,下田 和孝

原著論文

  • Fluvoxamineからparoxetineへ置換した際のうつ病患者における忍容性の違い
    常山 暢人,鈴木雄太郎,福井 直樹,他
  • 統合失調症通院患者における新規抗精神病薬の使用実態調査
    山川百合子,寺島 康,田上 洋子,他
  • 身体表現性障害に対するSSRIの有用性について(第2報)―Paroxetineを用いて
    名越 泰秀,渡邉 明,中村 光男,他
  • 第2世代抗精神病薬持効性注射製剤の患者ニーズ調査
    熊田 貴之,青山 洋,石垣 達也,他

症例報告

  • Risperidone投与中に夜尿と勃起不全を生じblonanserin変更後に軽快した統合失調症の1例
    笠貫 浩史,安宅 勇人,窪倉 正一,他
  • Aripiprazoleが奏効したトゥレット障害の2症例
    河邉憲太郎,堀内 史枝,越智紳一郎,他

総説

  • Duloxetineの有効性における用量別比較―二重盲検ランダム化placebo対照比較試験のプール解析から
    小野 久江,丹治 由佳,高橋 道宏
  • 化学的に見た抗うつ薬とその薬理
    諸岡 良彦,平井 憲次,渡部 勇信

Inside the doctor’s studio 編集長が聞く精神薬理学の軌跡

  • 第8回 中嶋照夫先生を迎えて
    インタビュアー/村崎 光邦

講演紹介

  • Multifunctional antidepressants: 多機能抗うつ薬―効果を高め,副作用を抑える複数の作用機序の組合せ
    Stephen M. Stahl(監訳/仙波 純一)
    • Discussion 1(2009年11月10日,東京講演)
      Stephen M. Stahl,村崎 光邦,仙波 純一
    • Discussion 2(2009年11月11日,大阪講演)
      Stephen M. Stahl,武田 雅俊
      討論参加/吉村 玲児,貝谷 久宣,加藤 正樹,田中 稔久

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