月刊
臨床精神薬理 第15巻06号
2012年6月
《今月の特集:ADHDの薬物療法の最適化》
注意欠如・多動性障害(ADHD)について、併存障害と年齢、行動指標、神経心理学的指標、精神生理学的指標、脳画像、薬理遺伝学の観点から、テーラーメイド医療を可能にするバイオマーカーは存在するのか、その現在と到達点について紹介した。
ISBN:978-4-7911-5176-9
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【展望】
- ADHDの診断と治療に求められるバイオマーカーとは:Status quo & Potentialities
稲垣 真澄,太田 英伸
【特集】 ADHDの薬物療法の最適化
- ADHDの併存障害や発達段階に応じた薬物選択のエビデンスと実際
渡部 京太
- ADHDにおけるactigraphによる行動量評価と治療最適化への応用
辻井 農亜,岡田 章,三川和歌子,他
- 注意集中力検査を用いたADHD薬物療法の評価および質問紙を用いた休薬の試み
山田佐登留
- ADHDの神経心理学とテーラーメイド治療
岡田 俊
- ADHDの精神生理学的所見とそれに応じた薬剤選択の可能性
根來 秀樹
- 脳画像からみた注意欠如多動性障害(ADHD)の神経発達と神経発達に応じた薬物療法
カラー図:脳画像からみた注意欠如多動性障害(ADHD)
齊藤 卓弥
- 薬理遺伝学からみたADHD治療の最適化
杉本 篤言,遠藤 太郎,染矢 俊幸
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
藤平 明広,大曽根 彰,下田 和孝
- 薬の使い方
- Paliperidone徐放錠を使いこなす 第5回
他剤からpaliperidone徐放錠への切り替え方法――Paliperidone徐放錠への切り替え試験と実践に関する考察
山之内芳雄
原著論文
- 統合失調症維持期を中心とした,非鎮静系抗精神病薬aripiprazole,blonanserinの比較――薬理学的特性から使い分けを考える
髙木 学,岡久 祐子,児玉 匡史,他
- 身体表現性障害に対するSSRIの有用性について(第3報)――Fluvoxamineとparoxetineの切り替え例の検討
名越 泰秀,渡邉 明,黒田 友基,他
私が歩んだ向精神薬開発の道――秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第11回 国産初のoxazolo benzodiazepineの開発――oxazole環の存在をどう読む
村崎 光邦
座談会
- CRテクノロジーによる抗うつ薬の新しい世界
中村 純(座長),Stephen M. Stahl,坂元 薫,張 賢徳
- ADHDの遺伝学と薬力学
Stephen V. Faraone,松本 英夫(司会),井上 祐紀,岡田 俊,齊藤 卓弥
講演紹介
- 本院におけるうつ病の治療経験について――SSRIとSNRIとの比較を中心に
兼本 浩祐
- うつ・不安障害治療フォーラム:うつ病・不安障害治療における新規抗うつ薬の位置づけ
- 講演1 新しい抗うつ薬と血中BDNF
吉村 玲児
- 講演2 高齢者のうつ病に対する薬物療法――増強療法が奏効した症例呈示を中心に
岩崎 真三
- 講演3 Mirtazapine:アドヒアランスへの道
住吉 秋次
- 講演4 うつ病と不安障害:その臨床的重要性について
塩入 俊樹
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