月刊
臨床精神薬理 第15巻11号
2012年11月
《今月の特集:精神科薬物治療と判断能力評価/成人期ADHDの適正診断とその治療―注意欠陥/多動性障害治療薬atomoxetine》
精神科医療においてもインフォームドコンセントは重要になっているが、患者の判断能力の評価が他科に比べて難しいという問題点もある。本特集では、精神科薬物治療と判断能力評価の実際を紹介した。また、ADHDは児童・思春期の疾患だが成人期でも症状が持続する例が報告されており、このたび本邦で初めて成人期ADHDへの適応を承認されたatomoxetineを中心に、成人期ADHDについて特集した。
ISBN:978-4-7911-5181-3
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【展望】
- 精神科医療・研究における判断能力評価の意義と実際
北村 俊則,北村 總子
【特集】 精神科薬物治療と判断能力評価
- 統合失調症におけるShared Decision Makingの実現可能性――アドヒアランスからコンコーダンスへ
渡邊衡一郎,澤田 法英
- Clozapine治療におけるインフォームド・コンセント
三澤 史斉
- 感情障害治療におけるShared Decision Makingの実際と判断能力
澤田 法英,渡邊衡一郎
- 認知症患者の医療行為における治療選択と同意について
北村 立
- 児童・思春期患者への薬物治療における説明と同意
藤井 千代,舩渡川智之,水野 雅文
- 医療観察法における非同意治療とその監査システム
岡田 幸之,安藤久美子,平林 直次
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
須貝 拓朗,染矢 俊幸
【特集】 成人期ADHDの適正診断とその治療―注意欠陥/多動性障害治療薬atomoxetine
- 成人期ADHDの臨床像
岡田 俊
- 成人期ADHDの診断と評価
山田 桂吾,赤間 史明,三上 克央 他
- 成人期注意欠如・多動性障害(AD/HD)に対する薬物療法のエビデンスと臨床的諸問題――Atomoxetineを中心に
北川 信樹
原著論文
- 統合失調症入院プログラムにおける治療抵抗性統合失調症に対するclozapineの有用性
橋本 亮太,山森 英長,安田 由華 他
- 精神科病棟入院が統合失調症患者の体重および糖代謝に与える影響
三上 剛明,鈴木雄太郎,田尻美寿々 他
症例報告
- Blonanserin投与後にBPSD(妄想,徘徊)が改善した2例
長岡 徹,森 一也
短報
- Escitalopramが奏効した夜間摂食飲水症候群の1症例
山口 成良,森川 明子
私が歩んだ向精神薬開発の道――秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第16回 非benzodiazepine系睡眠薬の開発物語――その2 Zolpidemの開発の経緯とその後の展開
村崎 光邦
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