月刊
臨床精神薬理 第16巻06号
2013年06月
《今月の特集:ベンゾジアゼピンと処方薬依存を巡る問題》
わが国では諸外国に比べ、不眠や不安にベンゾジアゼピンが突出して用いられている。常用量依存に悩む当事者の声は大きく、医師が処方する向精神薬が依存の原因の2位になるなど、医師の意識の低さも問題になっている。ベンゾジアゼピンと処方薬依存を巡る問題について、救命救急や依存症専門病院等、第一線の方々による解説とともに対処法を紹介。
ISBN:978-4-7911-5188-2
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【展望】
- 処方薬乱用・依存からみた今日の精神科治療の課題:ベンゾジアゼピンを中心に
松本 俊彦
【特集】 ベンゾジアゼピンと処方薬依存を巡る問題
- 各国におけるベンゾジアゼピンの使用動向とわが国の問題点
尾﨑 茂
- 救命救急センターからみた処方薬の問題――ベンゾジアゼピン系薬剤過量服薬を中心に
井出 文子
- 依存症治療専門病院における処方薬依存症の現状と課題――せりがや病院における治療経験から
青山(上原)久美
- ベンゾジアゼピン系薬物の依存の薬理
伊藤 教道,千崎 康司,吉見 陽 他
- 不安障害の薬物療法とベンゾジアゼピン依存――特に全般性不安障害とパニック障害に注目して
田中 聡
- 睡眠障害,気分障害治療ガイドラインにおけるベンゾジアゼピン
稲田 健,高橋 結花,石郷岡 純
- ベンゾジアゼピン依存に対する行動療法
原井 宏明
- <総説>ベンゾジアゼピンによる副作用と常用量依存
戸田 克広
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
藤平 明広,大曽根 彰,下田 和孝
- 薬の使い方
- Blonanserinを使いこなす 第6回
薬理学的プロファイルおよびメタ解析からみたblonanserinの有用性について
岸 太郎
短報
- 強迫症状がうつ病相に同期して出現し,躁病相・正常気分で消失した双極Ⅱ型障害の1例
西中 哲也,小野 雄基,河田 隆介 他
講演紹介
講演紹介
Aripiprazole発売6周年記念講演会
- Session1 : Bipolar disorder
- 双極性障害の神経生物学的基盤の理解を目指して
加藤 忠史
- 双極性障害のコラボラティブ・ケア――その実用的実施
Gary S. Sachs(監訳/上野 修一)
- Session2 : Schizophrenia
- 統合失調症の病態解明と治療薬開発への展望
岩田 仲生
- Session3 : Challenges to better outcomes
- 双極性障害における急性躁病エピソードおよび混合性エピソード患者の長期予後の最適化――個別化された定量化エビデンスに基づく治療
Terence A. Ketter(監訳/中込 和幸)
私が歩んだ向精神薬開発の道――秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第23回 Azapirone物語――その2.見事に成功したtandospironeの物語
村崎 光邦
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