月刊
臨床精神薬理 第17巻01号
2014年01月
《今月の特集:向精神薬の副作用モニタリング》
向精神薬の副作用モニタリングで重篤な副作用を防止する。
向精神薬は様々な重篤な副作用を惹起する可能性があり、患者の治療アドヒアランスや生命予後に影響を与えるため、日常臨床の中で問診だけでなく様々な検査も行ってモニタリングしていく必要がある。本特集は、向精神薬の副作用モニタリングについて、国際的なコンセンサスやガイドラインを参考にしながら、わが国の医療事情に即したモニタリング項目やその頻度を検討する。
ISBN:978-4-7911-5195-0
【展望】
- 向精神薬による副作用モニタリング:現況と問題点
福井 直樹,染矢 俊幸
【特集】 向精神薬の副作用モニタリング
- 向精神薬による血液学的異常のモニタリング
榎本 哲郎
- 向精神薬による糖脂質代謝障害のモニタリング
久住 一郎
- 向精神薬による循環器障害のモニタリング
渡邉 純蔵,染矢 俊幸
- 向精神薬と内分泌障害
古郡 規雄
- 向精神薬による消化器系障害のモニタリング――腹部コンパートメント症候群と高アンモニア血症を中心にして
長嶺 敬彦
- 向精神薬によるけいれん・脳波異常のモニタリング
岩崎 弘,中山 和彦
- 向精神薬による電解質異常・腎機能障害のモニタリング
篠崎 隆央,尾関 祐二,下田 和孝
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
茂木 崇治,常山 暢人,染矢 俊幸
- 薬の使い方
- Aripiprazoleを使いこなす 第6回
双極性障害の急性躁病に対するaripiprazoleの臨床的有用性
藤本 英生
原著論文
- 精神疾患と併存した不眠症治療におけるramelteonの臨床的有用性
上田 均
症例報告
- 脳腫瘍術後の器質性精神障害にpaliperidoneが有効であった1例
馬庭真利子,髙木 学,河田 敏明 他
資料
- 今日の統合失調症薬物治療におけるblonanserinの位置付け(第2報)――神奈川県下における2012年のアンケート調査の結果より:2010年との比較
宮本 聖也,三木 和平,西本 雅彦 他
講演紹介
CNS学術講演会(Day 2)
- 気分障害セッション:双極性障害関連
- 双極性障害研究のこれまでとこれから――当事者のニーズに応える診断と治療を目指して
加藤 忠史
- 双極性障害の診立てと治療は変わったか?
堤 祐一郎
- 気分障害セッション:うつ病関連
- Duloxetineの意義を考える――700例の臨床経験より
寺田 浩
- うつと痛み:古くて新しい課題
岩田 仲生
私が歩んだ向精神薬開発の道――秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第30回 SSRIの開発物語――その5.中断後遅れて登場した大本命paroxetineの開発物語
村崎 光邦
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