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月刊

臨床精神薬理 第17巻06号

2014年06月

今月の特集:向精神薬の治験再考―なぜこのメカニズムの向精神薬の 治験は失敗したか?―
向精神薬に関する過去の失敗した治験に焦点を当て、精神科疾患の病態や治療メカニズムの仮説とそれに基づく新薬開発の難しさや限界を概説。そして今後の創薬の期待や可能性を検討した特集。精神科領域の臨床試験の特徴と課題について展望し、HPA axisに働く抗うつ薬の可能性、トリプルモノアミン再取り込み阻害薬、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)2/3アゴニスト、アルツハイマー病におけるアミロイドワクチン、アルツハイマー病におけるγ-セクレターゼ阻害薬、そして今後期待される新しいメカニズムの向精神薬について取り上げた。

ISBN:978-4-7911-5200-1



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【展望】
  • 精神神経疾患領域の臨床試験の特長と課題--Study design, operation and outcome -lessons learned
    中林 哲夫
【特集】 向精神薬の治験再考-なぜこのメカニズムの向精神薬の治験は失敗したか?
  • HPA axisに働く抗うつ薬の可能性
    尾鷲登志美
  • トリプルモノアミン再取り込み阻害薬
    鈴木 映二
  • 代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)2/3アゴニスト
    三宅 誕実,宮本 聖也
  • アルツハイマー病におけるアミロイドワクチン
    中村 祐,星 美奈子
  • アルツハイマー病におけるγ‐セクレターゼ阻害薬
    工藤 喬,大河内正康
  • 今後期待される新しいメカニズムの向精神薬
    橋本 亮太,山森 英長,安田 由華 他

シリーズ

  • そこが知りたい 薬物療法Q&A
    大曽根 彰,藤平 明広,下田 和孝

原著論文

  • 抗精神病薬の説明文書を用いたインフォームド・コンセントが双極性障害患者における満足度および服薬態度に及ぼす影響について
    伊藤 秀輝,半谷眞七子,小野沙百合 他
  • 慢性かつ治療抵抗性統合失調症患者における幻聴に対するblonanserinの上乗せ投与による有用性と単剤化への試み
    西本 雅彦,石垣 達也,小山 雄史
  • 統合失調症患者における第二世代抗精神病薬持効性注射剤の受け入れに関する調査
    波多野正和,半谷眞七子,竹内 一平 他
  • Risperidone持効性注射製剤上市後の持効性注射製剤の処方動向--2010年および2011年の全国多施設処方実態調査研究より
    柴田 木綿,宇野 準二,加藤 剛 他

症例報告

  • 新規抗うつ薬に不耐性または反応不良性の大うつ病性障害に低用量のimipramineが著効した1例
    山下 佑介,三宅 誕実,二宮友梨子 他

講演紹介

DSフォーラム2013
シンポジウム「統合失調症の維持期を見据えた急性期治療を考える」

  • 講演1 昭和大学烏山病院スーパー救急病棟におけるblonanserinの活用--平成22年・23年カルテ調査より
    山田 浩樹
  • 講演2 未服薬初回エピソード統合失調症患者に対するblonanserin長期投与の効果と安全性--認知機能への影響
    三宅 誕実
  • 講演3 Blonanserinの2年間における治療継続率と安全性--Blonanserinはrecoveryを実現できるか?
    石垣 達也

私が歩んだ向精神薬開発の道――秘話でつづる向精神薬開発の歴史

  • 第35回 SNRIの開発物語--その2.波瀾万丈の末に世界制覇に成功したduloxetineの開発物語:前編 海外での開発の経緯
    村崎 光邦

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