月刊
臨床精神薬理 第17巻07号
2014年07月
《今月の特集:向精神薬の適応拡大―最新の知見―》
近年、向精神薬の効能追加(適応拡大)が相次いでおり、本特集ではわが国でのエビデンスの得られたものを各方面のエキスパートの先生方に解説いただいた。抗精神病薬の気分障害(双極性障害躁病、双極性うつ病、大うつ病に対する増強療法、等)への適応拡大、抗てんかん薬の気分障害への適応拡大、注意欠如多動性障害治療薬の成人への適応拡大、認知症治療薬の適応拡大を取り上げた。
ISBN:978-4-7911-5201-8
【展望】
【特集】 向精神薬の適応拡大―最新の知見―
- Olanzapineの双極性障害への適応――双極性障害の躁病
高橋 道宏
- Olanzapineの双極性うつ病に対する臨床効果と適応拡大
井上 猛
- Aripiprazoleの双極性障害への適応――躁状態
川島 敏郎
- Aripiprazoleの大うつ病に対する増強療法の適応追加
木村 真人
- Lamotrigineの双極性障害への適応
中村 明文,三原 一雄,香川 祥子 他
- Methylphenidate徐放錠とatomoxetineの成人への適応
岡田 俊
- Donepezilのレビー小体型認知症への適応
近藤 大三,井関 栄三
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
大竹 将貴,斎藤 摩美,染矢 俊幸
- 薬の使い方
- Aripiprazoleを使いこなす 第11回
児童・青年期精神疾患患者におけるaripiprazoleの有効性と安全性
岡田 俊
原著論文
- Risperidone持効性注射剤の日本における1年間の長期治療成績および継続率に関連する因子
守谷真樹子,川茂 聖哉,上西 裕之 他
症例報告
- 標準注意検査法がatomoxetine薬物治療による不注意症状の改善を反映しえた成人期注意欠如・多動性障害の1例
河邉憲太郎,堀内 史枝,妹尾 香苗 他
座談会
- 精神疾患における不眠症治療の重要性とラメルテオンが果たす役割
石郷岡 純(司会),伊藤 洋,上田 均
私が歩んだ向精神薬開発の道―秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第36回 SNRIの開発物語――その3.波瀾万丈の末に世界制覇に成功したduloxetineの開発物語:中編 わが国での開発その1
村崎 光邦
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