月刊
臨床精神薬理 第19巻02号
2016年02月
《今月の特集:不眠症の薬物療法を再考する》
不眠症治療は、新規作用機序の睡眠薬が登場したことで新たな時代を迎えつつある。本特集では、睡眠薬研究の現状と不眠症治療の最新の知見を紹介。睡眠薬開発の歴史を展望し、睡眠薬の臨床評価や睡眠薬開発の実施上の問題点・産学協同のあり方について概説。不眠症治療における薬物療法の位置づけや薬剤の適正使用と今後必要な臨床研究、また睡眠薬開始と終了の臨床判断、薬物療法と非薬物療法の臨床成績について取り上げた。
ISBN:978-4-7911-5220-9
【展望】
【特集】 不眠症の薬物療法を再考する
- 睡眠薬開発の歴史と今後の展望
粂 和彦
- 睡眠薬の臨床評価に関する基本的考え方と今後の課題
中林 哲夫,一丸 勝彦
- 睡眠薬開発における実施上の問題点
橋爪 祐二
- 睡眠薬開発における産学協同のありかた
戸田 康夫
- 不眠症治療における薬物療法の位置づけ
岩下 正幸,小曽根基裕
- 不眠症状改善薬の適正使用と開発のために今後必要な臨床研究
井上 雄一
- 睡眠薬開始と終了の臨床判断
山田 幸樹,金野 倫子,内山 真
- 不眠症の治療成績──薬物療法vs. 非薬物療法
松井健太郎
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
篠﨑 將貴,尾関 祐二,下田 和孝
症例報告
- 100歳を超えて初発しparoxetineが奏効したうつ病の1症例
木下 智裕,長田 泉美,大立 博昭 他
私が歩んだ向精神薬開発の道——秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第55回 世界初のdopamine serotonin antagonistか─blonanserinの躍進─ ──その1:創薬の独創性とblonanserinの開発物語
村崎 光邦
年間購読について
年間購読のお申込はショッピングカートではできません。カート内の会計を済ませた上、ご注文下さい。