月刊
臨床精神薬理 第19巻05号
2016年05月
《今月の特集:向精神薬の初期用量・最大用量・維持用量》
最大限の効果と最小限の副作用を目指す薬物療法を行ううえで必携の特集号!! 向精神薬の初期用量・最大用量・維持用量をどう設定するか? 見逃せない重要な留意点をそれぞれの専門家が分かりやすくまとめた。肝代謝酵素CYPの遺伝多型と用量、メタボリック症候群・腎機能障害・心疾患を有する患者や高齢者における留意点、持効性注射剤の用量設定と対応、統合失調症・うつ病の再発予防のための維持用量について、それぞれ専門の先生方に解説いただいた。
ISBN:978-4-7911-5223-0
【展望】
- 安全性と有効性に配慮した抗精神病薬の初期用量・最大用量・維持用量
小野 信,染矢 俊幸
【特集】 向精神薬の初期用量・最大用量・維持用量
- Cytochrome P450の遺伝多型と向精神薬の用量
鈴木 映二
- メタボリック症候群併発患者への向精神薬療法の留意点
長嶺 敬彦
- 腎機能障害を有する患者への向精神薬療法の留意点
寺尾 岳
- 心疾患を有する患者への向精神薬療法の留意点
宮内 倫也,木村 宏之,尾崎 紀夫
- 高齢者への向精神薬療法の留意点
鳥居 洋太,入谷 修司
- 第2世代抗精神病薬持効性注射剤の用量設定および病状変化への急性対応:ドパミン感受性を考慮した検討の重要性
髙瀬 正幸,金原 信久,伊豫 雅臣
- 統合失調症の再発予防に留意した抗精神病薬の維持用量
宮本 聖也,三宅 誕実
- うつ病の再発予防のための抗うつ薬維持療法の用量
井上 猛,高江洲義和,佐藤 光彦
シリーズ
- そこが知りたい 薬物療法Q&A
田尻美寿々,渡邉 純蔵,染矢 俊幸
原著論文
- 統合失調症患者を対象としたblonanserin使用成績調査症例の1年間の追跡調査──日常診療下でのblonanserin長期投与の安全性・有効性の検討
長尾 宗彦,川口 奈美,園田 純子 他
- 日本人大うつ病性障害患者を対象としたfluoxetine固定用量1日1回短期投与時の有効性及び安全性を評価するための第Ⅲ相無作為化二重盲検プラセボ対照試験
高橋 正史,Apurva Prakash,田中 洋子 他
- 日本人大うつ病性障害患者を対象とした試験の事後サブグループ解析:Fluoxetineとプラセボの比較
高橋 正史,Apurva Prakash,田中 洋子 他
- 日本人大うつ病性障害患者を対象としたfluoxetine 1日1回52週間投与時の安全性を評価するための第Ⅲ相非盲検長期試験
高橋 正史,Apurva Prakash,田中 洋子 他
私が歩んだ向精神薬開発の道——秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第58回 遅れて来た世界初のSNRI,venlafaxineの開発物語──その2:最初の第Ⅲ相試験から承認に至るまで
村崎 光邦
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