月刊

臨床精神薬理 第20巻07号

2017年07月

《今月の特集：神経症性障害治療における薬物療法の位置づけ》
「神経症」の概念を今一度とらえ直し、今後の方向性を考える特集！
心理的なストレスなどによって引き起こされる神経症性障害の疾病概念と治療の歴史的変遷を展望し、パニック症、社交不安症、全般不安症、強迫症(OCD)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、児童青年期の不安症の治療における薬物療法の位置づけと精神療法との関係について、エキスパートが最新の情報を概説した。

ISBN：978-4-7911-5237-7

定価 3,190 円（本体2,900円 + 税）

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• 神経症性障害：疾病概念と治療の歴史的変遷──特に本邦におけるパニック症を中心として
  貝谷　久宣

• パニック症治療における薬物療法の位置づけ
  竹内　円香，塩入　俊樹
• 社交不安症治療における薬物療法の位置づけ
  朝倉　聡
• 全般不安症治療における薬物療法の位置づけ
  大坪　天平
• 強迫症（OCD）治療における薬物療法の位置づけ
  松永　寿人，前林　憲誠，林田　和久
• PTSD治療における薬物療法の位置づけ
  堀　弘明
• 児童青年期の不安症治療における薬物療法──抗うつ薬を中心に
  鈴木　太，牧野　拓也

シリーズ

• そこが知りたい　薬物療法Ｑ＆Ａ
  有波　浩，小野　信，染矢　俊幸
• 精神科薬物療法pros and cons
  • 統合失調症に対する気分安定薬の併用──作用機序と病態について
    安部川智浩
  • 統合失調症に対する気分安定薬の併用
    車地　曉生

原著論文

• 新規抗てんかん薬perampanelの初期使用経験──難治性てんかんにおける有効性と副作用の検討
  山本　貴道，山添　知宏，飯島健太郎 他

資料

• せん妄の薬物療法に対する治療者の意識調査
  大谷　恭平，川添　文子，蒲池あずさ 他

私が歩んだ向精神薬開発の道——秘話でつづる向精神薬開発の歴史

• 第72回　新規抗てんかん薬の開発物語──その3：抗マラリア薬開発の中から創成されたlamotrigine　(2) 双極性障害への大開発物語
  村崎　光邦