月刊
臨床精神薬理 第21巻02号
2018年02月
《今月の特集:反応・副反応予測因子はどこまでわかったか?》
合理的な薬剤選択に関する現状と将来の可能性を探る特集!!
本特集では予測因子に着目し、薬剤選択に関する研究環境の整備や、予後予測因子と効果修飾因子の研究、バイオマーカーについて紹介。統合失調症、双極性障害、うつ病、強迫症、不安症群、てんかん治療における予測因子と薬剤選択について、第一線の専門家が解説した。
ISBN:978-4-7911-5244-5
第13回「臨床精神薬理」誌賞について
【展望】
- 合理的な薬剤選択方法はどうあるべきか?──精神科におけるPrecision Medicineを展望する
加藤 正樹
【特集】 反応・副反応予測因子はどこまでわかったか?
- 薬剤選択に寄与する研究環境の整備
中込 和幸,森尾 保徳,小居 秀紀 他
- 予後予測因子と効果修飾因子の研究:臨床属性
古川 壽亮
- 精神・神経疾患の創薬に必要なニューロイメージングバイオマーカー
堀口 隆司,樋口 真人,須原 哲也
- 統合失調症患者における抗精神病薬の治療反応
宮川 俊,堀 輝,吉村 玲児
- 双極性障害の予測因子と薬剤選択
井上 猛,小野 泰之,作田 慶輔
- うつ病の反応予測因子と薬剤選択
高橋 一志,宮内美貴子
- 強迫症の薬物療法に対する治療反応予測因子と治療戦略
村山桂太郎,中尾 智博
- 不安症群における治療反応・副反応の予測因子と薬剤選択
塩入 俊樹,山本 円香
- 抗てんかん薬の個別化治療の可能性
山本 吉章,井上 有史
シリーズ
- 医局で本音を語る
- 第2回 LAI(デポ剤)その2
桐野 創,三澤 史斉,藤井 康男,八重樫穂高,竹内 啓善
- 臨床試験のデータを読み解く
- 第2回 臨床試験の計画の確認ポイント:①目的,対象集団,そして治療法
中林 哲夫
- 精神科薬物療法pros and cons
- 小児自閉スペクトラム症に対する抗精神病薬の長期使用の是非
岡田 俊
- 自閉症スペクトラム障害に対する抗精神病薬の長期使用
杉山登志郎
- 自閉スペクトラム症に対する抗精神病薬の長期使用
吉川 徹
私が歩んだ向精神薬開発の道——秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第79回 新たに登場したADHD治療薬の開発物語
──その2:眠っていたatomoxetine,ADHDで目覚める
村崎 光邦 - 臨床研究に関する倫理指針違反の疑義がある論文の引用に関する修正の経緯
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