月刊
臨床精神薬理 第21巻08号
2018年08月
《今月の特集:統合失調症維持治療に残された疑問点》
いつまで、どのような形で統合失調症の維持治療を続けるべきなのか!!
統合失調症の維持治療について、risperidone・olanzapine・aripiprazole・clozapineの維持治療用量、高齢患者への維持治療、維持期の睡眠障害への対応、第2世代持効性抗精神病薬注射製剤での治療、経口デポ剤や3ヵ月製剤による投与間隔の延長など、様々な点から最新の情報を紹介し今後の課題を整理した特集。
ISBN:978-4-7911-5250-6
「臨床精神薬理」編集委員会よりお知らせ
2017年12月11日
【展望】
- どのような患者にいつまでどのような維持療法が必要か
大森 哲郎
【特集】統合失調症維持治療に残された疑問点
- 統合失調症の維持期治療におけるrisperidoneとolanzapineの治療用量
吉村 優作,武田 俊彦
- ドパミンD2受容体部分アゴニスト系抗精神病薬aripiprazoleの急性期用量と維持治療用量
菊地 哲朗
- Clozapineの最適治療用量と維持治療用量の選定──琉球病院での臨床経験から
木田 直也,村上 優,大鶴 卓 他
- 高齢統合失調症患者への維持治療用量と継続の必要性
西 佑理,森田 真司,中島振一郎
- 統合失調症維持期の睡眠障害への対応と注意点
小鳥居 望,大江美佐里,内野 俊郎
- 第2世代持効性抗精神病薬注射製剤を導入する前に,経口抗精神病薬でどの位の期間評価すれば良いのか?
三澤 史斉,藤井 康男
- 抗精神病薬の投与間隔延長は統合失調症治療になにをもたらすのか
藤井 康男
シリーズ
医局で本音を語る
- 第8回 Risperidone,olanzapineからclozapineへ(その2)
桐野 創,三澤 史斉,藤井 康男,竹内 啓善
臨床試験のデータを読み解く
- 第7回 臨床試験の安全性データの確認ポイント:①安全性プロファイル
中林 哲夫
原著論文
- 統合失調症圏患者の生活習慣・モニタリングと薬物治療──山梨県立北病院における入院・外来患者大規模調査結果から
田中 康平,横森いづみ,三澤 史斉 他
- 日本人の小児ADHDに対するguanfacine塩酸塩徐放錠の有効性及び安全性:第2/3相二重盲検プラセボ対照試験
市川 宏伸,宮島 祐,山下裕史朗 他
私が歩んだ向精神薬開発の道——秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第85回 究極の抗精神病薬clozapineの開発物語──その4:わが国におけるclozapineの再開発:前期第 II 相試験から後期第 II 相試験まで
村崎 光邦
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