月刊
臨床精神薬理 第21巻09号
2018年09月
《今月の特集:急性期の精神病症状に対する治療最前線》
急性期の精神病症状に対して実際どのようなアプローチがなされているかをまとめた特集!!
緊張病や自己免疫脳症の鑑別や対応、急性期といえども本人の意思を尊重する方法や家族への説明、また、非自発的治療を実施するにあたってどのように配慮すべきか、いざ治療が始まった後はどのようにして経口投与にするか、どのような副作用に注意すべきかなどについて、最新の情報と今後の可能性について論じた特集。
ISBN:978-4-7911-5251-3
【展望】
- 時代と共に変わる統合失調症急性期での抗精神病薬処方
武田 俊彦
【特集】急性期の精神病症状に対する治療最前線
- 緊張病とその薬物療法
堤 祐一郎
- 自己免疫性脳炎・脳症を鑑別することの重要性,検査,治療法
千葉 悠平,藤城 弘樹
- 急性精神病症状の治療に際してどのように当事者や家族に説明するか
天神 雄也
- 統合失調症治療におけるアドヒアランス改善のための方策──急性期治療におけるShared Decision Making(SDM)実践の可能性
渡邊衡一郎
- 山梨県立北病院における強制治療審査システム
横森いづみ,藤井 康男,三澤 史斉
- 非経口投与はいつまで続けるべきか,何を目安に中止して経口投与に切り替えるべきなの
八田耕太郎
- 急性期治療において注意すべき身体的副作用
有波 浩,鈴木雄太郎
シリーズ
医局で本音を語る
- 第9回 Risperidone,olanzapineからclozapineへ(その3)
桐野 創,三澤 史斉,藤井 康男,竹内 啓善
統合失調症治療ガイドラインの使い方
臨床試験のデータを読み解く
- 第8回 臨床試験の安全性データの確認ポイント:②臨床的に重要な有害事象
中林 哲夫
原著論文
- 日本人におけるlacosamide注射液静脈内投与時の安全性,忍容性及び薬物動態──健康成人及び成人部分てんかん患者での検討
寺田 清人,相馬 忠明,笹本 洋 他
症例報告
- Duloxetineによって遷延性離脱症候群を呈した1例──脱カプセルを利用した減量中止の検討
野呂 浩史
私が歩んだ向精神薬開発の道——秘話でつづる向精神薬開発の歴史
- 第86回(最終回) 究極の抗精神病薬clozapineの開発物語――その5:わが国におけるclozapineの再開発:第 III 相試験と夢にまで見た承認
村崎 光邦
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