月刊
臨床精神薬理 第22巻07号
2019年07月
《今月の特集:さまざまな疾患における薬物療法の立ち位置》
さまざまな精神科疾患の治療における薬物療法の立ち位置を再考する特集!!
薬物療法はあらゆる精神科疾患の治療の中核となるが、効果の限界や副作用の問題から精神療法、心理社会的療法など他の治療法が第一選択となることも多い。本特集では、統合失調症やうつ病など、さまざまな精神科疾患の治療における薬物療法の立ち位置を第一線の専門家が概説し、今後の薬物療法のあり方を再考する。
ISBN:978-4-7911-5261-2
【展望】
- 精神科疾患の治療における薬物療法の立ち位置
菊地 俊暁
【特集】さまざまな疾患における薬物療法の立ち位置
- 統合失調症の陰性症状に対する薬物治療・非薬物治療の効果
橋本 直樹,久住 一郎
- うつ病治療における併用療法と増強療法
松田 達也,加藤 正樹
- 双極性うつ病における抗うつ薬の立ち位置
坂元 薫
- 強迫症治療における薬物療法の立ち位置
中前 貴
- 境界性パーソナリティ障害に対する薬物療法の有効性と限界──双極スペクトラム障害,自閉症スペクトラム障害の視点から
永田 利彦
- 過量服薬を繰り返す当事者における薬物療法の立ち位置
五十嵐 俊,坪井 貴嗣
- 神経性やせ症の治療における薬物療法の立ち位置
西園マーハ文
- 児童思春期のうつ病における抗うつ薬の立ち位置
宇佐美政英
- 不眠における睡眠薬の2剤併用療法
神田 優太,高江洲義和
- 向精神薬の頓服使用の効果
吉田 和生
原著論文
- 18歳以上の日本人成人てんかん患者1,641例に対するperampanelの有用性評価
井上 有史,西田 拓司,福多 真史 他
シリーズ
臨床試験のデータを読み解く
- 第15回(最終回) 臨床試験の結果の実臨床への適用:科学性と倫理性
中林 哲夫