月刊
臨床精神薬理 第22巻08号
2019年08月
《今月の特集:精神疾患の寛解・回復後,症状消失後の治療ストラテジー》
精神疾患の症状が回復したあと向精神薬をどのように減量・中止するか、再考する特集!!
薬物療法を継続中の患者の症状がほぼ寛解した後の、向精神薬の減量・中止を行う際の留意点について、統合失調症、うつ病、双極性気分障害、強迫症、パニック症、不眠症、てんかん、認知症、ADHD、それぞれの専門家が解説した。
ISBN:978-4-7911-5262-9
【展望】
- 向精神薬の長期投与を巡る論争と減薬・断薬のリスクとベネフィット
田島 治
【特集】精神疾患の寛解・回復後,症状消失後の治療ストラテジー
- 統合失調症患者の寛解,回復後の薬物療法と減量・中断の試み
助川 鶴平
- うつ病の寛解・回復後の治療:再発予防に向けた薬物維持療法と減薬・休薬の基準
近藤 毅
- 双極性気分障害の寛解・回復後の治療:薬物維持療法と減薬・休薬の基準
大串 祐馬,川嵜 弘詔
- 強迫症の寛解を目指した治療と維持療法,治療終結
原井 宏明
- パニック症:パニック発作消失後の薬物療法の進め方と治療終結の基準
貝谷 久宣
- 不眠症改善後の睡眠薬の使い方・減らし方・やめ方
竹島 正浩,三島 和夫
- てんかん発作消失後の抗てんかん薬の治療終結についての考え方
川口 典彦,井上 有史
- 抗認知症薬の減量・中止基準──抗認知症薬はいつまで使い続けるべきか?
中村 祐
- ADHD診療における回復後の薬物維持療法と減薬・休薬の基準
飯野 彰人,野村 健介
原著論文
- 慢性期統合失調症入院患者の口腔保健状態と抗精神病薬およびbiperiden内服状況との関係:歯科を有する単科精神科病院における横断的調査
黒川亜里紗,安原 由子,飯藤 大和 他