月刊
臨床精神薬理 第22巻10号
2019年10月
《今月の特集:精神刺激薬と依存・乱用》
精神刺激薬と依存・乱用をめぐる問題について再考する特集!!
注意欠如・多動症(ADHD)の最も標準的な薬物療法で使用される精神刺激薬に関して、その薬理作用や製剤特性を整理し、併存症としての嗜癖、精神刺激薬の流通規制の意義、臨床上の留意点など、多角的視点から精神刺激薬と依存・乱用について解説した。
ISBN:978-4-7911-5264-3
【展望】
- 精神刺激薬の薬理作用機序と乱用・依存リスク
曽良 一郎
【特集】精神刺激薬と依存・乱用
- 精神刺激薬の依存・乱用リスク
宇佐美政英
- ADHDにおいて依存・乱用リスクを高める精神医学的併存症や心理社会的要因は何か?
根來 秀樹
- 中枢刺激薬の依存・乱用リスクは製剤特性により軽減できるか?
桑原 秀徳
- Lisdexamfetamineの依存・乱用リスクを巡る国内外の知見
高石 久
- 日本および世界の流通規制の実態と流通規制の意義は?
宮島 祐
- ADHD治療薬の乱用・依存の早期発見と対応
稲見 浩太,野村 健介
- 嗜癖概念の拡大と注意欠如・多動症──中枢刺激薬の投与は治療的か?
鈴木 太,牧野 拓也,上村 拓