月刊
臨床精神薬理 第23巻08号
2020年08月
《今月の特集:興奮性アミノ酸の臨床精神薬理学》
興奮性アミノ酸受容体に作用する化合物の治療薬としての開発に関する最新情報!!
NMDA受容体、AMPA受容体、カイニン酸受容体など興奮性アミノ酸に作用する化合物について、基礎研究で解明されている最前線の知見に加え、統合失調症・気分障害・認知症・てんかん・強迫症・アルコール依存症など様々な精神疾患に対する病態解明研究や治療薬開発の動向について、第一線で活躍している専門家が解説した特集。
ISBN:978-4-7911-5274-2
【展望】
- 興奮性アミノ酸に注目した精神疾患の病態生理解明・新規薬剤開発への期待
内田 裕之
【特集】興奮性アミノ酸の臨床精神薬理学
- グルタミン酸受容体の構造と薬理
林 康紀
- グルタミン酸トランスポーターと精神疾患
田中 光一
- 統合失調症の興奮性アミノ酸仮説の歴史的変遷と今後
西川 徹
- NMDA受容体はketamineの抗うつ効果に関係しているか?
橋本 謙二
- NMDA受容体を介したmemantineの抗認知症作用と特徴的な臨床プロファイル
門司 晃
- 興奮性アミノ酸受容体を介した抗てんかん薬の作用メカニズム
大井 和起,人見 健文,池田 昭夫
- グルタミン酸ニューロンを介したacamprosateの抗酒作用
黒川 和宏,大熊誠太郎,武田 弘志 他
- 興奮性アミノ酸受容体を介した強迫症の治療メカニズム
村山桂太郎,中尾 智博
- 興奮性アミノ酸神経系に作用する化合物
稲田 俊也,遠藤 洋
シリーズ
臨床に役立つ基礎薬理学の用語解説
第10回